LGBTイベント「しあわせのチューリップデー2023」開催、内容は?

社会
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最近、LGBTのイベントが増えていますね。認知度も広がっていますが、一方で、心無い言葉を言う人もまだいます。そこで今回、「4.4しあわせのチューリップデー2023」が錦秀会住吉区民センター大ホール(大阪市住吉区)で開催されましたので、見てきました。紹介しておきましょう。

このイベントは、2018年から一般社団法人LGB.Tが主催で始めたもの。今年で6回目を迎えました。
社団の代表理事の長崎アンナさん自身もトランスジェンダーです。

長崎アンナさん

4.4チューリップデーの意味とは?

元々3月3日と5月5日の2つの節句の中間である4月4日を『しあわせ』と読み、童謡「チューリップ」の『赤白黄色どの花みてもきれいだな♪』の一節にあるように人の性別や個性に区別なく誰もが輝ける日という意味を込めて4月4日を「4.4しあわせのチューリップデー」と命名しました。
(一般社団法人LGB.T 専務理事 叶ともみさん)

プログラムは、盛りだくさんな内容でした。12時開場、18時15分閉会。入場無料の自由参加です。

特別講演「世界とLGBTについて」では、元防衛・外務副大臣中山泰秀氏、前衆議院議員長尾たかし氏、長崎アンナさんとのトークでした。

特別講演:元防衛・外務副大臣中山泰秀氏(右)、長崎アンナさん(中央)、前衆議院議員長尾たかし氏(左)

それから色んなアーティストがステージに立ち、LIVEがありました。タヒチアンダンスでは子どもたちも踊りを披露し、観客を魅了していましたよ。

タヒチアンダンス、子どもたちも出演

また、ゲイやレズビアンのカップル、トランスジェンダー、キッズ、他国籍、アライ(自身はストレートでLGBTを応援する人)の方々が個性を活かすレインボーファッションショーをはじめ、在日の高校生による吹奏楽、50歳以上の方々のダンス。

プロの出演者もボランティアで出演

スペシャルゲストには天道清貴さんなど、まさに性別、世代、国籍に関係なく参加者がみんな幸せな気持ちになれるイベントを目指し、プロの出演者も趣旨に賛同してほぼボランティアで出演しているということです。

このイベントを通して「みんな同じ人間なんだ」「個性があっていいんだ」と思えるようになってほしいと願っています。これからも誰もが笑顔でしあわせな気持になれるイベントを目指していきます。
(長崎アンナさん)

■長崎アンナさんは、女優・シンガー・映画監督。
滋賀医大の公認アイドル、2018年健康しが大使に就任、全世界同時公開の米映画でハリウッド女優としてのデビューが決定しています。また、監督、脚本、主演映画も3作目。
一般社団法人LGB.Tの代表理事として啓発イベントの講演など様々な活動を行っています。

厚生労働省が初めて職場のLGBTに関する実態を調査

2020年、厚生労働省は国の事業として初めて職場のLGBTに関する実態を調査。その結果や企業の取り組み事例をまとめた報告書を公開していますね。
調査ではLGBT(同性愛や両性愛者)の約4割、トランスジェンダーの約5割が職場で困りごとを抱えていることがわかりました。
当事者の困難は周囲に見えにくいため、企業により取り組みはなかなか進んでいないのが実情のようです。

それでも、このようなイベントが実施されることで、企業の取り組みが増え、差別のない、みんなが幸せになれる社会になればいいと思いますね。

<問い合わせ> 一般社団法人LGB.T  TEL:06-6657-6766

関連記事:監督・脚本・主演の長崎アンナさんの映画ってどんな作品?

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