風雲児矢野健太(パンフォーユー)の挑戦とは?経歴は?パンスクとは?

社会
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皆さま、こんばんは(こんにちは)。

まんじろうです。

今回スポットをあてたのは、矢野健太氏(34)、株式会社パンフォーユーの代表取締役です。
パンをテーマにゼロから事業を立ち上げ、さまざまな失敗や挑戦をしてパンのサブスク「パンスク」などで成功していますね。

これまでの経緯を記した著作『失敗の9割が新しい経済圏をつくる』(かんき出版)は、起業を目指す人、新事業開発に携わる人の間で話題になっています。

冷凍パンとの出会いが起業の発端のようで、ITと冷凍の技術で全国に冷凍パンを流通させ、地域のパン屋さんと消費者を繋ぐプラットフォームを構築。今や業界の風雲児とか革命児とも呼ばれています。

2023年6月1日の「カンブリア宮殿」(テレビ東京系、11時6分~11時55分)にゲスト出演。

そこで、どんな挑戦をしてきたのか?経歴は?など、いろいろ調べてみました。

風雲児矢野健太氏、冷凍パンで業界を変えた!

「パンフォーユー」は、焼きたてのおいしさを閉じ込めた冷凍パンを自宅に届ける「パンスク」。そして職場に届ける「パンフォーユーオフィス」など、「パンとIT」をキーワードに事業展開をしています。

そもそも、冷凍パンはおいしいのか?

そこが疑問ですが、冷凍袋を独自開発し、お店と同じように焼きたてのおいしさを味わえるということです。凄いですね!

そんな矢野氏が起業したきっかけは、冷凍パンとの出会いでした。

26歳のとき、偶然、冷凍パンにめぐりあったそうです。
とくにパンが好きというわけではなく、コンビニで買って食べる程度でしたが、地元群馬のパンメーカーの冷凍パンを食べて、こんなにおいしいものが身近にあったことに衝撃を受けたそうです。

そのときに思ったことは、東京と地元のパン屋さんとの格差。
東京のパン屋さんは時間帯に関わらず賑わい、一日中パンを焼いているのに対し、地元のパン屋さんはパンを焼くのは朝からお昼にかけてで、15時頃には店内も閑散。
そのギャップをビジネスに繋げられないかと考えたということです。

ここから矢野氏の挑戦が始まりました。

風雲児矢野健太氏の挑戦、すべては冷凍パンとの出会い

矢野氏は1989年、東京都生まれ、群馬県育ち。
京都大学経済学部を卒業。2011年に電通に入社。しかし、地元群馬に貢献したいという思いから2014年に退職。教育系ベンチャーを経て、特定非営利活動法人の事務局長に就任しました。

そんなときに冷凍パンメーカーと出会い、矢野氏はNPO法人を辞め、パンメーカーとの共同出資による「パンフォーユー」を立ち上げました。

当初はオーダーメイドパンとして自分で具材や生地を選んで注文したパンを冷凍で家に届けるというサービスでした。
初月は売り上げもよかったものの、売り上げは伸びず……。

顧客ニーズを見直し、「全国パン甲子園」というアイディアで勝負するなどしたが、これも事業化できず。結果、合弁相手のパンメーカーからパートナー解消を宣告されてしまいます。会社設立から、わずか1年後のことです。

オフィス向け事業がヒット、さらに個人向けにも再チャレンジ

そこで今度はオフィスをターゲットにしようと考えて企業にヒアリングし、都心のオフィス街には限られた昼休み時間に”ランチ難民”が発生していることを知ります。

いわばランチ難民のために、働き方改革を進める企業に、福利厚生の一環として社員のためのパンを提供する「パンフォーユーオフィス」をスタート。2018年10月のことです。

さらに個人宅向けのパンのサブスクリプションサービス「パンスク」を企画。
オーダーメイドパンで失敗した反省点を生かして、1年かけて準備。これが成功することになります。

また、顧客からの問合せで可能性を感じて事業化したのが、カフェなどの飲食店に提供する「パンフォーユーBiz」です。

パンをテーマにゼロからの事業を始め、見事に成功させたわけですが、矢野氏は「経営は仕事、事業開発は趣味」だと考え、事業開発は楽しいとも言っています。

風雲児矢野健太氏が手がける「パンスク」とは?

ここでもう少し、「パンスク」の説明をしておきましょう。

今、パン市場は増加傾向にあるものの、一方で後継者不足により、全国的にベーカリーの廃業が相次いでいると言われます。
原因は経営者の高齢化や高価格化などが上げられます。

そんな中、「パンスク」は地域のパン屋さんの商品を全国に届けるサブスクを展開し、人気を伸ばしているのです。

月額3990円で選りすぐりの冷凍パン8個前後が届くサービスで、会員数は3年で3万人を突破。
単純計算で1個当たり500円ほどと決して安くはありません。
しかし、“冷凍パン×サブスク”が消えゆく街のパン屋さんの救世主になっているとも言えます。

風雲児矢野健太氏、冷凍保存袋を独自開発、焼きたてのパンの味!

冷凍パンってこんなにおいしいんだ!の声が続出

パンをおいしい状態のまま、冷凍で保存できるのは、パンフォーユーが独自開発した冷凍保存袋に秘密があるようです。
パンの水分をキープする力が非常に強く、焼きたてのパンをこの袋で冷凍したものは、焼いた後に常温で1日置いたパンよりも、高い品質を維持できることが証明されています。

冷凍ですから、1カ月以上保存できるのもメリット。いつでも好きなタイミングで解凍でき、食べ切れずに捨ててしまうというフードロスも発生しにくいということでしょう。
昨年末には「パンスク」は日本サービス大賞を受賞しています。

パン屋さんは、これまで店頭販売が主流で商圏を広げることが難しかった。しかし、パンスクによって新たな市場が開拓され、安定した売り上げだけでなく、パン屋さんの新しい働き方への提案にもつながっているということです。

「パンは原価も手間暇もかかり、利益を出すのが大変。パンスクで店頭以外に月に10万、15万と売り上げが立てば、その収入で潤い、子どもが大学に行くための学費などを心配しなくてもよくなる。ITで業務を効率化できれば、家族と過ごす時間を増やすこともできる」

(引用:日経BP https://project.nikkeibp.co.jp)

素晴らしい考えですね。会員数はもっと増えるに違いありません。

今やテレビにも多数出演。まさにパン業界の変革を成し遂げている風雲児と言えます。
「カンブリア宮殿」で何を語るのかも楽しみです。

これからも矢野氏の挑戦は続くことでしょう。

プロフィール

■矢野 健太(やの けんた)
株式会社パンフォーユー 代表取締役
1989年、東京都生まれ、群馬県育ち。京都大学経済学部卒業後、2011年に株式会社電通に入社するが、地元群馬に貢献したいという思いから2014年に退職。教育系ベンチャーを経て、桐生市を拠点に小学生への体験プログラムや子育て支援事業、起業支援を行う特定非営利活動法人の事務局長に就任。その後、冷凍パンメーカーと出会い、「魅力のある仕事を地方に作りたい」と考え、2017年1月にパンフォーユー設立。「新しいパン経済圏を作り、地域経済に貢献すること」を目指している。著書に「失敗の9割が新しい経済圏をつくる」(かんき出版)がある。

 

まとめ

矢野氏のビジネスや経歴などをみてきました。
メディアに取り上げられる人物というのは、やはり地域貢献が基本ベースにあります。
起業して儲ける、というだけでは共感を得られにくいもの。そこに地域活性化や地域貢献などを考えている人がメディア露出が増えるということです。
素晴らしいですね!
これからも、話題を提供してくれることでしょう。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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