皆さま、こんばんは(こんにちは)。
まんじろうです。
今回は結婚詐欺師のお話です。前回、女性の結婚詐欺師を取り上げましたが、今回は男の結婚詐欺師です。
先日も1億円も騙したと言われる結婚詐欺師が捕まりましたね。
その男はマッチングアプリで50代女性を狙っていたようで、まさに今の時代でしょうか。
筆者が出会った男の結婚詐欺師は、マッチングアプリは利用せず、それでも、独特の手口です。決してイケメンではありませんが、口は上手く、達者ですね。
どんな手口なのか、ご紹介しましょう。
男の結婚詐欺師!その手口とは?
写真はイメージです
男は大路武夫(仮名)。実は筆者は彼とは一時期、わりと親しかったです。
31歳から36歳まで友人関係だったのです。
大路の手口は凄いです。
当時はマッチングアプリはまだなかった時代です。彼がナンパするのは、すべて飲み屋です。スナック、ラウンジ、キャバレーです。大阪には今でもキャバレーがありますし、そこには若い女性も働いているんですね。
手口はまず目をつけた女性を狙います。飲み屋で働く女性の中には意外と貯金を持っている女性がいるのです。
匂いでわかるんでしょうか。そういう女を必ず見つけ出します。
男の結婚詐欺師、女を騙して得た100万円を次の女につぎ込む
狙った女性には、彼女のために100万円くらい使うのです。その100万円の資金は最初に騙した女から詐欺したお金です。自分のお金ではありません。
その100万円を元手にして狙った女を必ず落とします。
飲み屋の女性は、「自分のためにこんなにお金を使ってくれる人がいる」という思いが強くなり、だんだん愛情が芽生えてくるのです。
そして肉体関係ができます。
大路の場合、必ず肉体関係を築き上げてから詐欺を働きます。
肉体関係が1回でもあれば、仮に結婚詐欺で訴えられても、裁判になれば、刑務所に入ることはまずないんですね。
だって女性は好きな男に金銭を貢いだにすぎませんから。詐欺罪が成立するかどうかは疑問でしょう。
男の結婚詐欺師!なぜ逮捕されないのか?
どんな詐欺か。
簡単に言うと、300万円~500万円の金を引っ張るのです。女性に貯金が少ない場合は、クレジットカードを使い込みます。
飲み屋の女性の中には、将来、自分の店を持ちたいという女性もいます。
実際、そういう夢を持つ女性を口説き落とし、共同経営となってスナックを出したこともありますね。資金は女性のお金や女性が借金して得た運転資金です。
結婚のことも常に匂わせながら、女性を丸め込みます。
筆者はそのスナックにも行ったことがあります。
実はまだ彼の本性を知らなかったからですね。
何度か食事をご馳走になったこともありましたが、筆者のほうが倍くらいはご馳走しているでしょう。
最終的にどうなったのか。
結婚詐欺では逮捕されていません。
しかし、大路は別の詐欺事件で訴えられたのです。
2000万円の企業詐欺を働き、事件を起こしました。もちろん2000万円が払えるはずもなく、逮捕されました。
新聞記事にもなりましたね。
執行猶予はつかなったんです。
逮捕された直後、警察署に面会に行き、彼に会いました。拘置所にも面会に行きました。
「刑務所に1年くらい入ったらしまいや。2000万円はチャラになるわ」
そんなふうにうそぶいていました。
2000万円はおそらく遊興費に大半を使ったのでしょう。
真面目に働くタイプではありませんからね。
そんなとき、彼の母親に会ったのです。
母親が言いました。
「息子が作った800万円の借金をずっと私が立て替えて払っています。
今回の2000万円はもう払えません。刑務所に入ることになるやろね。かわいそうやけど。でも、あの子も悪い子やないんですけどねえ」
あの子も悪い子やない、と言った母親の言葉は印象に残りましたね。
その後、実刑判決を受け、刑務所に1年2か月収容されました。
さすがにその後、会っていません。
今どこにいるのか、また詐欺を働いているのか、知る由もありません。
まとめ
いろんな結婚詐欺があるようですが、特徴的なのは、まじめに働いてお金を稼ぐという意識が、犯人にはないようです。仮に逮捕されなくても、果たしてその人生が幸せなのでしょうか。
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