「アンパンマン」アニメ化が3年も延びたわけは?どこの局で始まった?

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皆さん、こんにちは!

朝ドラ「あんぱん」は、アンパンマンの生みの親、やなせたかしさんと妻の物語です。奥さんにスポットをあてていますね。
脚本もおもしろいです。

今やアンパンマンは誰もが知るヒーローですよね。アニメ化によって一気に有名になったわけですが、すぐにアニメ化が決まったのではないのです。
複雑な経緯がありました。
この記事では、アニメ化がなぜ3年も延びたのか?
どこの局で始まったのかを徹底調査しました。

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「アンパンマン」アニメ化が3年も延びたわけは?

アンパンマンの元祖の絵本は、やなせさんが54歳の時です。やがてシリーズ化され、人気となりました。

テレビでアニメ『それいけ!アンパンマン』が放映されたのが69歳の時です。まあ、アニメ化には時間がかかるのはわかりますが、実は二転三転したのです。

まず絵本がシリーズ化されて人気を博し、テレビ各社からアニメ化の企画が持ち込まれました。企画は何度かあったのです。

NHKからも話がありましたが、『三銃士』と競合してキャンセルに。
最後まで粘ったのが、日本テレビでした。同時にアニメの製作会社の東京ムービー新社(現在のトムス・エンタテインメント)からも話があったのです。

しかし、「アンパンマンなんていう地味なヒーローが現代の子どもにうけるはずがない」という上層部の意見があり、企画がパスせず3年ばかり延びてしまいました。

う~ん。ここでも大人たちは子どもに受けないと思っていたのですね。

「アンパンマン」アニメはどこの局で始まった?

ようやく1988年(昭和63年)の10月、月曜日の5時(当時は再放送番組用の時間帯)、
何をやっても視聴率が2%しかない最悪の時間枠で、わずか関東4局のみで放送という心細い状態で始まりました。

自分の顔をちぎってひもじい人に食べさせるという前代未聞の平成のヒーローです。絵本も当初は期待されておらず批判を浴びた経緯がありました。

アニメ化も同じ。まったく期待されないまま、テレビアニメとして飛び立っていったのです。

ところが!

最初から7%という、この時間帯では破格の数字が出たのです。
つまり、潜在的なアンパンマンファンがすでに相当数いたということです。

サザエさん』『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』などの放送時間は、すべてゴールデンアワーです。
しかし、『それいけ!アンパンマン』はゴールデン以外の全国バラバラな劣悪の時間。それでも、成功したのは、「奇跡に近い」と、やなせさんは言っています。

しかも、「最初は3年続けばいい」と思っていたそうですよ。
予想に反し、まもなく全国放送に。
絵本とグッズの売り上げも急上昇!

なぜバラバラな時間帯での放送になったのか。
やなせさんは、こう振り返っています。

「これは絶対にあたらない。現代の子どもにうけるはずがない、おそらく短時間で終わるだろう。視聴率のとれない時間帯の穴うめでいい。そして、スポンサーも無理だから局のサスプロ(自主制作)でやろう」という予測からきているんですね。」(痛快!第二の青春 アンパンマンとぼく)(講談社)

1989年(平成元年)3月、虎ノ門ホールで文化庁の優勝番組賞受賞。日本テレビからは局長賞2回。日本テレビはそれまでフジテレビをどうしても抜けなかったのですが、ついに視聴率4冠王を達成となりました。

まとめ

朝ドラ「あんぱん」がおもしろいですね。そこで今回はアンパンマンのアニメ化が3年も延びた理由を調べてみました。絵本発売でも、当初は批判を浴びましたが、アニメ化にも二転三転したのです。すべては「子どもに受けるわけはない」という理由でした。

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