朝ドラ「虎に翼」がおもしろいですね。
昭和7年、晴れて「明律大学女子部法科」に入学した寅子のクラスには、
女子の憧れの的の華族令嬢・桜川涼子(桜井ユキ)や留学生の崔香淑(ハ・ヨンス)らがいるのですが、不思議なキャラの山田よねが目を惹きます。
そう、男装のよねです。
いったい何者なのでしょうか?
さらにこの時代に男装者がいたのでしょうか?
朝ドラ「虎に翼」男装のよねって何者?
🐯 #トラつばプレイバック 🪽
入学式の日に寅子と言い争った男装の女性、名前は”山田よね”と言います。
あの日以来、2人は会話どころか目も合っていませんでした…。#朝ドラ #虎に翼#伊藤沙莉 #土居志央梨https://t.co/Vd6lGwve3z pic.twitter.com/slBPJx5qRH
— 朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_nhk) April 8, 2024
伊藤沙莉さんが主演を務める連続テレビ小説『虎に翼』。
今、寅子(伊藤)の同級生となる男装の山田よね(土居志央梨さん)が登場し、いきなり寅子と対立。でも、だんだん親しくなっていく雰囲気ですね。
この人物、史実でも存在したのでしょうか。
実際、ネット上には「男装しているのはなぜ…」といった声も上がっています。
寅子と同じく女子部法科に入学したよねは、常に無表情でヘンコツ者として描かれています。
おそらく良きライバルになるのではないでしょうか。
さらに、どんな過去があるのか、なぜ男装しているのかも気になるところです。
モデルの三淵嘉子の史実には、このような人物は登場しませんね。
いや、ほんとはいたのか?
ただ、当時、今では有名な水の江瀧子がいて、彼女は男装していたんです。
朝ドラ「虎に翼」この時代に男装する女性がいたのか?
無表情なよねに、寅子は「素敵ー! 水の江瀧子みたい!」と笑顔で語りかける場面がありましたね。
男装の水の江瀧子、出典:ウキペディア
そう、水の江瀧子は法律家ではなく、芸能人として活躍した実在の人物です。
水の江瀧子は、戦前の国民的スターで、『男装の麗人』として活躍しました。
水の江は「東京松竹楽劇部」(後に松竹少女歌劇団)の第1期生として昭和3年に入団。
6年には男性のように断髪し、さっそうとした姿が大きな話題を呼びました。
だから寅子の入学当時は〝アイドル〟のような存在だったのです。
「ターキー」の愛称で親しまれ、戦後は日本映画界初の女性プロデューサーに。
テレビの歌番組の審査員やバラエティー番組司会者などでも長く活躍しました。
なお、朝ドラ「ブギウギ」のモデル、国民的歌手となる笠置シヅ子は昭和2年(1927年)、「大阪松竹楽劇部」(のちのOSK日本歌劇団)に入団。
昭和3年、東京松竹楽劇部の応援公演のため初上京し、水の瀧子と初対面。瀧子の舞台化粧を施し、以降も交流が続いたと言いますから、なぜかブギウギとつながっていますね。
まとめ
男装のよねは、インパクトが強烈でしょう。今後の展開が楽しみです。今後も注目していきたいと思います。
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