皆さま、こんにちは(こんばんは)。
今年は辰年。
辰年にちなんでタツノオトシゴが人気だそうです。
そこでこの魚について調査してみました。
タツノオトシゴは夫婦愛が強く、
一夫一婦制で、一生を添い遂げ、さらにオスが出産するんだって。
なんだそれ?
知らなかったなあ。
性転換する魚はたくさんいますけど、オスが出産って、どういうことでしょう?
タツノオトシゴはオスが“出産”する不思議な魚
出典:レタスクラブ https://www.lettuceclub.net/news/article/184009/
タツノオトシゴは、直立して泳ぐ姿が印象的です。
その独特な見た目から竜にちなんだ名前がつけられた魚なんですね。
尻尾が長く、他のタツノオトシゴとぎゅっと巻きつき合っていることもあるから、なんともかわいい。不思議です。
もっと不思議なのは、オスが赤ちゃんを“出産”することです。
詳しく説明しましょう。
ペアとなるオスとメスは、繁殖期間中には毎日挨拶を交わし、
尻尾を絡ませ合って〝ダンス〟をしたりしてコミュニケーションを取ります。
そしてメスはオスの「育児嚢(いくじのう)」と呼ばれる袋に卵を産みつけるのです。
メスが卵を産むのは同じですが、このあとが他の魚とは違います。
卵を産みつけられたオスは、精子をかけて受精させ、そのまま出産まで過ごします。
育児嚢はお腹にあるように見えますけど、そうではなく、肛門よりも尾側、尾部に位置しています。
しかも、メスはオスに卵を産みつけたあとは、卵の世話は一切しません。
子育ては、オスが担当します。
オスは数週間の〝妊娠〟期間を経て、赤ちゃん(稚魚)を体外に放出。この放出こそが出産というわけです。
赤ちゃんはタツノオトシゴをそのまま小さくした形ですよ。
1回の妊娠でオスは数十~数百匹の稚魚を“出産”しますが、中には1000匹、2000匹も産む種もあるとか。
いやはや、とんでもない魚です。
なぜオスが出産や子育てをするように進化したのでしょうか。
おそらく、赤ちゃんを守るための最善の方法なのでしょう。
実際、魚の中には、オスだけが子育てをするケースもけっこうあるようですから。
タツノオトシゴは一夫一婦制で、一生に1匹の相手とだけ交尾をする
出典:BIOME https://biome.co.jp/biome_blog_284/
タツノオトシゴは一夫一婦制です。
一生に1匹の相手とだけ交尾をすると言われています。
そしてたくさんの子どもを産みます。
大量に産んでも、生き残るのは0.5パーセント以下と言われ、
つまり、10匹足らずだそうです。
まあ、1000匹も産んで、1000匹が育つと、それはそれでまずいでしょうからね。
タツノオトシゴの育児嚢は、
単なる袋というより、まるで哺乳類の「胎盤」のような役割を果たしていて、
それが近年の研究で明らかになってきたとか。
要はオスが子の栄養となる成分を分泌しているということ。
このことはほぼ間違いないそうです。
そんなタツノオトシゴの寿命は1年から5年ほど。
残念ながら、数はどんどん減ってきているそうですけどね。
タツノオトシゴを個人が飼うことは可能です。
要はペットとして育てることができるってこと。餌も販売しています。
飼い方などについては、別記事でご紹介しますね。
まとめ
今回は辰年にちなんでマカ不思議なタツノオトシゴを取り上げました。
それにしても、浮気は一切しないんですね。
夫婦愛が深いということでしょうか。
恐れ入りました!
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
関連記事
コメント