スターダムのアイコン、岩谷麻優の経歴とは?「人生なんとかなるよ!」連載1

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女子プロレスの「スターダム」がおもしろい。いろんな魅力的な選手がいますが、今回は〝スターダムのアイコン(象徴)〟こと岩谷麻優選手に注目です。美人で、しかも強い!

2023年4月23日、神奈川県・横浜アリーナにて、スターダム『ALLSTAR GRAND QUEENDOM 2023 Powered by SoftBank NFT LAB』が開催されましたが、岩谷選手がメルセデス・モネ選手からIWGP女子王座を奪取したのです。

このIWGP女子王座は新日本プロレスが管理、認定している王座ですが、対戦相手はかなりの強敵でしたね。

3代目のチャンピオンとなった岩谷選手、かつては「ひきこもり」で、レスラーになってからもしばらくは「ポンコツ」と言われていましたが……。

(連載2回でお送りします。)

岩谷麻優選手、当初は「ポンコツ」と言われて…

これまでの経緯をちょっとご紹介しておきます。

2022年11月、新日本プロレス×STARDOM合同興行で新設されたIWGP初の女子王座。元WWEのKAIRI選手と岩谷選手の試合で、KAIRI選手が初代王座戴冠となりました。残念ながら、岩谷選手は敗れたのです。

2023年1月4日の東京ドーム大会、KAIRI選手は中野たむ選手を下して初防衛に成功しました。

そこへWWEではサーシャ・バンクスの名で活躍していたメルセデス・モネ選手が現れたのです。

2023年2月、新日本プロレスサンノゼ大会でモネ選手がKAIRI選手を下して王座奪取を果たしました。4月8日の新日本プロレス両国国技館大会ではAZM選手、葉月選手との3WAYマッチでの王座戦を制して初防衛に成功しました。

そして防衛を果たしたモネ選手の前に現れたのは、再び岩谷麻美選手―-。

いやはや、どうなるのか。

岩谷選手がモネ選手に横浜アリーナ大会での挑戦を宣言すると、モネ選手はベルトを掲げて余裕の笑みを浮かべ、なんと、岩谷選手にビンタをくらわせたのです。

後日行われた記者会見でも、岩谷選手に対し、モネ選手は「アナタはアイコンかもしれないけど、ワタシはリビング・レジェンド。ワタシのほうが素晴らしい。ワタシは新日本とスターダムのCEO。アナタはそれを壊したいかもしれないけど、ワタシがアナタをモネメーカー(モネの必殺技)で倒してあげるわ」などと語り、詰め寄ってきた岩谷選手をモネメーカーでテーブルに叩きつけてKOしたのです。

これは大変です。プロレスファンとしては岩谷選手を応援したくなるでしょう。

岩谷麻優選手、IWGP女子王座3代目のチャンピオンに

そして本番の試合。(観衆:5,539人)

試合が始まると、また余裕たっぷりの笑みを浮かべたモネ選手が岩谷選手にビンタ!

これで溜まっていた怒りが爆発した岩谷選手。

一進一退の凄まじい試合展開でしたが、最後は岩谷選手がバックを取ってドラゴン・スープレックス。さらにツームストンパイルドライバー、バズソーキック。ムーンサルト・プレスと怒涛の連続技を繰り出し、最後は二段階式ドラゴン・スープレックス・ホールドで3カウントを奪ったのです。

12分56秒。

いや~、これは凄いです!

試合に敗れて去っていくモネ選手に、マイクを取った岩谷選手は「モネ!リングに戻ってきて!ちゃんとお礼が言いたい!ほんとに、ほんとに、ほんとに!ムカついたけど!岩谷麻優を本気にさせてくれてありがとう。あなたが日本もこのベルトも大事にしてきたように、このベルト、あなたの意志も引き継いで、もっともっと最高のベルトにするからな」と語りかけました。

魅力的な語りかけでしたね。

すると、モネ選手は「アリガトウゴザイマス。CEOとして、愛してるわスターダム。IWGP女子のベルトを、世界で輝かせてクダサイ。マユに託すわ。アリガトウゴザイマシタ」と返し、2人はしっかりと抱擁しました。

モネ選手は日本のプロレスをリスペクトしていることでも知られていますよ。

岩谷麻優選手、日本から世界へ羽ばたくか

バックステージに戻った岩谷選手は、悲願のIWGP女子王座戴冠を大喜びしつつ、こう告げました。

「これから岩谷麻優は日本だけじゃなく、世界にこのベルトを持って行きたいし、世界に羽ばたいていきます。これから、第3代IWGP女子王座、チャンピオン・岩谷麻優から目を離さないでください」

ところで、モネ選手とは、いったいどういう経歴の持ち主なのか。
ちょっと触れておきますね。

2012年、WWEとディベロップメント契約を交わして入団。参加団体であるNXTにてサーシャ・バンクスのリングネームでトレーニング開始。当時の写真は可愛いですね。2015年7月、WWEへ昇格し、数々の試合で話題になりました。
2016年、WWEロウ女子王座(WWEにおける王座の1つ)を獲得。最多保持者はサーシャ・バンクスで5回。さらにWWE女子タッグ王座も獲得。WWEのスター選手でした。

出典:バトルニュース  現在のモネ選手(左)

2013年1月、WWEを退団。新日本プロレスに登場し、リングネームをメルセデス・モネに改めています。
2月には、IWGP女子王座を獲得しました。

最後にモネ選手は「再戦させてほしい。私にもう一度チャンスをちょうだい。もう一回チャンスがほしい。私のIWGP女子王座を取り戻すチャンスをね」と言っていましたが、果たしてどうなるのでしょうか。
目が離せませんね。

岩谷麻優選手、名言は「人生、なんとかなるよ!」

当初は「落ちこぼれ」「ポンコツ」と呼ばれていた岩谷選手、彼女の名言は「人生、なんとかなるよ!」。実際、スターダムのアイコンになっちゃいましたからね。これからは世界のアイコンを目指す?

 

【プロフィール】■岩谷麻優(いわたに・まゆ)

1993年2月19日、山口県生まれ。163cm、53kg。スターダム1期生。2011年1月23日の団体旗揚げ戦でデビュー。約1年間、シングル未勝利が続く。やがて頭角を現し、2015年、16年と「シンデレラ・トーナメント」を連覇。紫雷イオと組んだ「サンダーロック」で、ゴッデス王座V10を達成。17年にはワンダー・オブ・スターダム王座に続き、ワールド・オブ・スターダム王座を戴冠。19年、米国ロウ女子王座を獲得し、翌年、新日本プロレスのMSG大会で防衛戦を行なった。2019年度の東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞女子プロレス大賞」受賞。2023年4月、第3代IWGP女子王座チャンピオン。続きます。(彼女の人生を深掘りします)

まとめ

美人でスタイルも抜群、強くてキュート。まさにスターダムのアイコン。これからも岩谷選手に注目し、追いかけていきたいと思います。

連載2へ↓

スターダムのアイコン、岩谷麻優の経歴とは?「人生、なんとかなるよ!」連載2
スターダムのアイコン、岩谷麻優選手の経歴とは?(連載2)。スターダム唯一の一期生。元はひきこもりでしたが、2年間のひきこもりから脱したきっかけはプロレスだそうですね。今やめちゃくちゃ強い!彼女の名言は「人生、なんとかなるよ!」です。
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