「和食麺類チェーンサガミ」鎌田敏行会長の経歴やV字回復の経営手腕とは?「カンブリア宮殿」

社会
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皆さま、こんにちは。
次週のテレビ東京「カンブリア宮殿」(1月25日放送、23:06〜23:55)では、
【ライバルをマネしない!独自路線ファミレスの秘密】と題し、
和食麺類チェーンのサガミHDの代表取締役会長兼CEOの鎌田敏行氏が登場します。
東海地区最大の和食麺類レストランチェーンを運営するサガミホールディングスですが、一時期の経営不振から見事なV字回復を遂げ、海外への出店も成功しています。
その裏には、鎌田敏行会長が行ってきた大胆な改革があったようです。
いったい何者なのでしょう。
気になったので調べてみました。

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「和食麺類チェーンサガミ」鎌田敏行会長の経歴

出典:事業構想2020年3月号https://www.projectdesign.jp/202003/tech-change-flow/007522.php

かつては多額の赤字を抱え、経営危機に陥っていたといいますが、それを復活させたのが、会長の鎌田敏行氏です。

1970年創業のサガミホールディングスですが、1997年をピークに長期的な経営不振に悩まされていました。

そこで経営再建に向けて出資関係にあった伊藤忠商事から2007年に派遣されたのが、現在会長を務める鎌田敏行氏です。

鎌田会長は、伊藤忠商事時代に外食産業チーム長として国内外の大手企業と4つの合弁企業を立ち上げた、いわば外食のプロフェッショナル。
当時のサガミの印象について、「議論と情報の共有がない、お客様基点の視点の欠如などもですが、一番の問題点は、ベクトルを合わせて組織が成長するために必須となるビジョンがなかったことです」と語っています。

鎌田会長が、組織が将来ビジョンを持つことの大切さを重要視するようになったのは、伊藤忠商事時代の上司、丹羽宇一郎氏の影響が大きいそうです。

丹羽氏は、1998年に伊藤忠商事の社長に就任すると、約4000億円の不良債権を一括で処理、同社の業績をV字回復させ、民間出身で初の中国大使にもなった、日本を代表する経営者の一人です。

その影響を多分に受けたのでしょう。

鎌田氏は1949年3月、埼玉県生まれ。
学生時代にイスラエルを訪れ、同地の農業共同体=「キブツ」での生活を経験。伊藤忠商事勤務時の94年4月には日本の商社で初となるイスラエルの現地事務所が開設。初代テルアビブ事務所長として7年半駐在し、同国との商いを大きく進めました。

07年3月サガミに出向。11年1月に社長。組織改革・制度改革・意識改革を社員とともに進めV字回復につなげ、17年4月から現職。

海外事業は現在、ベトナムに直営3店、イタリアにFC6店を展開しています。

株式会社サガミチェーン 代表取締役社長 鎌田敏行氏
生年月日 1949年3月25日
プロフィール 埼玉県浦和市(現さいたま市)生まれ。慶応大学経済学部を卒業し、1974年伊藤忠商事に就職。1994年、イスラエル・テルアビブ事務所長などを経て、2007年、サガミチェーンに出向。翌年、伊藤忠商事を退職、常務取締役などを経て2011年1月、現職の社長に就任。04年英国のブラッドフォード大大学院でMBAを取得。
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「和食麺類チェーンサガミ」鎌田敏行会長が断行したV字回復の経営手腕とは?

鎌田氏はサガミチェーンに入社した翌年、伊藤忠商事を退職し、同社の取締役に就任しました。
常務取締役事業開発本部長などを務め、社長に就任したのは2011年1月のこと。

当初は、発言権もなく、鎌田氏の意見に耳を傾けるスタッフも少なかったそうですが、時が経つごとに信望するスタッフが多数を占めるように。
そして社長になった2011年には、大改革を断行したのです。

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鎌田社長(当時)の大改革で、V字回復を実現

当時、サガミチェーンは常態的に赤字でした。

「生ぬるい方法では、挽回する糸口もつかめない。だから、私は社長になった初年度から20項目に亘る大改革を実施したんです。私についてくるかどうかは経営陣の判断です。皆が、やろう、と。もう、それしかなかったのでしょうね」

飲食業の社長に特化したサイト『飲食の戦士たち』のインタビューでそんなふうに語っています。

制度改革や組織改革、そして意識改革を大胆に進めたそうで、まず最初に鎌田社長は、管理部門と営業部門のトップであるそれぞれの役員を入れ替えました。

やるなら、大胆に。これは伊藤忠商事で学んだことの一つです」

当然不満もあるでしょうが、鎌田氏流の経営は、極めてオープン。
今でも毎年、アンケートを取っているそうです。
〇、×、△です。そうやって匿名で、私を社長として認めるかどうかのアンケートを取っているんです」とのことで、「〇」以外の評価はなかったとか。

「×」が過半になれば辞めればいいと思っていたそうですから、なにもかも大胆です。

ともかく、鎌田氏が社長に就任してからサガミチェーンはV字回復を果たしたのです。

サガミの常識は世間の非常識」だと考え、時代のニーズに合った真の客目線を考えつくし、改革していったそうです。まず大胆なメニューの改革。例えば、蕎麦は店内に石臼を設け、手作りするなど、専門店にも負けない味に。

さらに座敷が多かった店舗も、高齢者はテーブル席が好みの場合もあり、テーブル席を増やすなど、店舗の内装まで改革。その手腕は凄いですね!

 

まとめ

番組では、ファミレスなのに、ファミレスっぽくない店として躍進する異色の外食チェーン復活の舞台裏に迫るようです。
外食チェーンも、個人飲食店も、経営不振に悩んでいるところは多いでしょう。いや、外食に限らず、さまざまなビジネスに通じたお話が聞けそうですね。

追記:テレビを観ましたが、「強く望めば、夢は必ず実現する」と鎌田会長はおっしゃっていました。

 

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