「早摘みゆず」の収穫、生産量日本一の高知県で本格化

社会
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「ゆず」の生産日本一はどこかご存知ですか。それは高知県です。高知県では今、生産量日本一を誇るゆずの収穫が同県安芸市で本格的に始まりました。10月に収穫されるのは「早摘みゆず」と呼ばれています。爽やかですっきりとした香りが特徴で、木いっぱいに実った黄色いゆずは、ひとつひとつ丁寧に収穫されました。

高知県のゆず。生産量は日本一!

ゆずの生産量日本一を誇る高知県で、早摘みゆずの収穫。爽やかで豊かな香りが特徴

JA高知県からのお知らせによると――。

JA高知県安芸地区は、ゆずの生産量日本一を誇る産地です。JA高知県安芸地区柚子部では約280ヘクタールで920人の生産者が栽培しています。10月中旬から収穫・出荷が本格化。旬初期の10月に収穫する早摘みゆずは、爽やかで豊かな香りが特徴です。今年は表年に当たり豊作で、青果・加工用合計で年間約5,500トンの出荷量を計画しています。9 月に朝晩に寒暖差がある日が多かったため、色づきは早め。例年より小玉傾向ですが、品質は上々です。

安芸ユズ加工場では、10月18日から加工用ゆずを受け入れ、19日から搾汁作業が始まります。加工場では、生産者が持ち込んだゆずを選別して搾汁し、果汁はジュースやポン酢などの原料として、ゆず皮は香料用や食品加工用として全国の取引先に出荷しています。

プレスリリースから引用

ゆずの国内出荷量は高知県ダントツ1位、徳島県2位、愛媛県3位

ゆずの国内出荷量は1位高知県、2位徳島県、3位愛媛県。

ちなみに農林水産省HPのデータを調べますと、

  • 2019(平成30)年のゆずの国内出荷量は、2万1033トン。
  • 1位 高知県1万1112トン(シェア53%)
  • 2位 徳島県2220トン(11%)
  • 3位 愛媛県2170トン(10%)

国内では37府県で生産されていて、北は岩手県から南は鹿児島県まで広く栽培されていますが、高知がダントツの1位です。

ゆずの村として有名な「馬路村」へ観光に出向いたものの…

2021年9月、ゆずの村として有名な「馬路村」を訪れた

ところで、筆者は高知県出身です。最近もしばらく高知に住んでおりました。高知愛がすごいのです。

そんな中、ゆずの村として有名な「馬路村」へ車で出かけたことがありました。馬路村はテレビでも宣伝していて高知では人気の観光スポットです。そこで観光に出向いたものの…。

馬路村は、高知県の山奥にある人口800人程度の小さな村。信号機もコンビニもありません。豊かな自然で溢れています。

「ゆずの村」としても知られ、化学肥料・農薬・除草剤を使用せず、豊かな森林と清らかな川の水で育ったゆずは「爽やかな香り」と「強い酸味」そして「甘み」が特徴です。

うまじ村のゆず製品として有名な「ポン酢しょうゆ ゆずの村」や「ごっくん馬路村」を作っている馬路村農協の「ゆずの森加工場」は、いつでも無料で見学することができます。

ゆずの香りが、村いっぱいに広がる収穫時期には、毎年「ゆずはじまる祭」が開催され、県内外からたくさんの人が訪れます。(うまじ村ふるさとセンターHPより)

うまじ温泉。静かな山奥にある

筆者はテレビのCMを見て興味を持ち、昨年(2021年)9月、この馬路村を訪問。確かにど田舎でした。平日だったせいか、観光客はほぼゼロ。うまじ温泉も覗いてみましたが、人の気配すらありませんでした。

う~ん。コロナの影響なのか、「ゆずの森加工場」の見学もなし。いや~、これは予想外。随分と過疎化が進んでいるのでは? そんな気がしましたね。

「ごっくん馬路」は美味しいドリンク。1本飲んで帰りました!

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