芥川賞、市川沙央「ハンチバック」の意味は?どんな作家?内容やレビューも

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皆さま、こんばんは(こんにちは)。
本好きのまんじろうです。
毎回、芥川賞には注目しています。というのも、直木賞と違って、まったくの新人作家が受賞することもあるからです。

今回の作品がまさにそのケースですね。

第169回芥川賞の受賞作品は、市川沙央さんの「ハンチバック」です。

市川沙央さん、自らも重度障害者で鋭い描写

本作は、自らも重度障害者の市川さんが描く、先天性の難病で重度障害者の女性を主人公とした物語。ハンチバックとは「せむし」の意味です。

両親が遺したグループホームで暮らす重度障害者の「生」と「性」、さらには「健常者の特権性」が鋭く描かれています。

市川さんは、1979年生まれ。早稲田大学卒業の43歳です。
今年、この作品で小説家デビューし、デビュー作がいきなりの芥川賞です。

第128回文學界新人賞受賞作でもありますが、快挙と言えましょうか。

市川沙央さんは、筋疾患先天性ミオパチーによる症候性側弯症および人工呼吸器使用・電動車椅子当事者だそうです。
そんな自身の経験を多分に投影した小説でデビューしたということです。

市川沙央さんは20年以上の執筆活動、初の純文学で芥川賞受賞

市川さんは、SFやファンタジーなどエンターテインメント系の作品を中心に20年以上執筆活動を続け、毎年公募に挑戦してきたそうです。

今回は市川さんにとって初めての純文学。鮮烈なデビューを果たしたわけですが、これまでの公募生活を振り返り、とにかくほっとしたと言っています。

新人賞に応募している人たちには励みになるかもしれません(筆者もそうですけど)。

「全然予想していなかったのでびっくりすると同時に、私はずっと20年も小説を送り続けていたので、やっとそれが届いたようでほっとしました。
公募挑戦者にとって選考期間における原稿のゆくえは“シュレディンガーの猫”なんです。
私は20年間、箱の中の猫の安否に精神をすり減らしてきましたので、やっと生きて箱から出てきた猫を見て安心しましたし、もう二度と心配する必要がないんだと思って脱力しました」

市川沙央著『ハンチバック』(文藝春秋)

作品のレビューも評価が高いです。
「今まで読んだことのない小説!」「誰もが持つ生と性への執着」「久々の凄い小説(自らを曝け出す小説のたくらみ)」といった具合です。

もちろん批判的な意見もあるけど……。

まとめ

重度障害者の女性が主人公です。こういう作品は健常者には簡単には描けない内容だと思います。筆者の知り合いにも障害者がいますが、やはり鋭い感性を持っていますからね。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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