皆さま、こんばんは(こんにちは)。
本好きのまんじろうです。
本日は2023年直木賞のお話。
このほど第169回芥川賞と直木賞がきまりましたが、いったいどんな小説なのでしょうか。さらにどんな作家?
やはり気になりますね。
芥川賞については、本サイトですでに取り上げましたので、今回は直木賞受賞作をご紹介します。
受賞者はお2人です。
直木賞受賞者は2人、どちらも時代小説
出典:news.yahoo.co.jp 永井紗耶子さん(左)と垣根涼介さん
永井紗耶子(さやこ)さん(46)の『木挽町のあだ討ち』(新潮社)、
垣根涼介さん(57)の『極楽征夷大将軍』(文芸春秋)です。
永井さんは山本周五郎賞とのダブル受賞。
受賞作の「木挽町のあだ討ち」は、江戸時代のとある芝居小屋が舞台。
武家生まれの美少年が成し遂げた見事な〝あだ討ち〟の真相をミステリータッチで描いたもの。
2度目の候補で直木賞に輝きました。
彼女は横浜市出身、同在住。慶応大文学部卒業後、新聞記者やフリーライターを経て、平成22年に作家デビュー。
「商う狼 江戸商人 杉本茂十郎」で新田次郎文学賞などを受賞。
今年、本作で直木賞受賞となりました。
直木賞受賞作で生きづらい世の中を生きる支えに…
永井紗耶子さんは「作品が生きづらさなどを感じている人にとってほんの少しでも支えになり、楽しんでもらえるものになっていたら、こんなにうれしいことはありません。賞の名に恥じぬよう、精進していきたいです」などと語っています。
もう1人、垣根涼介さんの「極楽征夷大将軍」。この小説は「やる気なし、使命感なし、執着なし」。なぜこんな人間が天下を獲ってしまったのか…幕府の祖でありながら、謎に包まれた初代将軍、足利尊氏の秘密を解き明かす歴史群像劇となっています。
垣根さんは、新聞社のインタビューでこんなふうに語っています。
「軍記ものを読んでも勇ましいものは何もなく、フラフラして中身は空っぽ。尊氏を書くとしたらタイトルは『極楽征夷大将軍』かな、と担当編集者につぶやいたら、〝それです〟って。1年くらい、書くのはイヤだと抵抗していた。尊氏と一緒ですよね」
ちなみに直木賞候補になるのは「室町無頼」(平成28年)、「信長の原理」(30年)に続き3度目でした。
「20代後半、勤務していた会社の給料が減り、マンションのローン返済が厳しくなりそうになった。掛け持ち可能な収入源として選んだのが小説執筆。応募作が受賞したことをきっかけに専業となり、間もなく四半世紀。「読んでくれた読者のおかげで続けられた。書きたいものがあるうちは、書き続けたい」
(引用元:産経新聞)
まとめ
残念ながら、まだ作品を読んでいません。ぜひ読みたいと思います。
ちなみに直木賞の賞金は100万円。新人賞のなかには、賞金1200万円のものもありますから、少ない金額でしょう。もっとも、文学賞の中では最高峰ですし、確実に本が売れますから、印税がどかっと…。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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