暴露系ユーチューバー続々逮捕、SNSの功罪とは?

社会
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暴露系ユーチューバーがこのところ社会問題化していますね。
「寿司テロ」騒動なんかもありました。ただ、問題は逮捕者が数多く出ているということ。警察も被害届が出されると、動かないといけませんので、当然でしょう。

ガーシー」こと東谷義和氏は、暴露を強みに2022年2月にユーチューブチャンネルを開設。すると瞬く間に支持されました。ネット人気を背景に7月の参院選では初当選を果たし、話題となりましたね。

もっとも、ガーシー氏には暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などの容疑で逮捕状が出ています。暴露系ユーチューバーとしてかつて人気だった、よりひと氏(29)は、名誉毀損などで訴えられて有罪判決を受けました。暴露系が過渡期を迎えていると言っていいでしょう。

暴露系ユーチューバーが続々逮捕、ついに警察も動いた!

今回のニュース・こんにちはでは、そんな問題を取り上げました。

2022年6月公開の映画『神は見返りを求める』では、俳優のムロツヨシさんが暴露系ユーチューバーを演じました。それほど話題になっているわけですが、問題山積とも言えます。

山口県警防府署は2020年12月3日、ユーチューバーの川西康司(こうじ)容疑者を礼拝所不敬容疑で逮捕しました。本人は容疑を認めていると言い、各メディアが報じました。

墓地で卒塔婆(そとば)を振り回すなどしたとして逮捕されたのですが、とんでもない行為です。

川西容疑者は、同じく逮捕・起訴された迷惑系ユーチューバー「へずまりゅう」の弟子を名乗り、過激な動画をたびたび投稿していました。「NHKから国民を守る党」(当時)の公認を受け、政治活動も行っていたのです。

なんだそれ?

実際、政治活動には熱心だったようですね。

川西こうじはかつて2020年4月の高松市議選に立候補を企て、公示3か月前には高知県高知市の実家から選挙地である香川県高松市に住所を移してもいます。

高松市議選/定数40ー立候補48人

川西こうじ(康司)26歳

当時は無職、いわゆるニート。

無所属、支援者ゼロ、ひとりぼっちの無謀ともいえる立候補でした。

ところが、2020年4月4日、立花党首から高松市議選の公認が認められました。
福山市議選の1か月(泊まり込みで候補者の応援ボランテイア)と数回の政治活動、選挙運動のボランティアの熱心さが評価されて公認となったようですが……。

暴露系ユーチューバーの刑事事件、「炎上系で数字が取れてしまった」

また、暴露系ユーチューバーとしてかつて人気だった、よりひと氏も、名誉毀損などで有罪判決を受けました。

元々は笑いを誘うつもりの動画が「炎上系で数字が取れてしまった」として、炎上系に走ったようですね。
よりひと氏は高校卒業後、理学療法士になるため専門学校に進みました。しかし芸人に憧れ中退、福岡県内で職を転々とする日々を送り、食費と交際費がかさみ借金は200万円あったと言います。

そして営業職の仕事をする傍ら、睡眠時間を削って「ネタ系」動画の投稿を始めました。その後、ユーチューブも始め、徐々にファンを増やしていったのですが、初の「大ヒット」は別の投稿者と口喧嘩をする動画でした。

想定外の100万再生。よりひと氏は「意識的には芸人だったが、物申す、炎上系で数字が取れてしまった」と振り返っていますね。

ユーチューブを始めて3か月で50万の広告収益を手にしました。仕事の収入を超え、このタイミングで会社を辞めたと言います。

収入は右肩上がりで増え、借金はすぐに完済。ヒカル氏やカジサック氏など人気ユーチューバーとのコラボも相次ぎ、登録者数が増え続け、2018年には50万人を突破。
それでも、よりひと氏は「有名人をネタにすると良心が痛み、一般人をネタにすると動画が規制で消さるようになり八方塞がりになった」と言っています。

逮捕はそんなさなかでした。インフルエンサーのいじめ疑惑を執拗に話題にし、2021年10月に名誉棄損などで逮捕。2022年3月に懲役2年6か月、執行猶予4年の有罪判決を受けました。

インフルエンサーの所属する事務所からは事前に警告があったらしく、よりひと氏は弁護士に相談。「民事になるから、裁判してもいいなら(追及を)続けてもいいんじゃない。ただ1年くらいかかるし、出費も30万くらい」という助言を受けたようです。

費用対効果を考えて投稿を止めず、その結果、民事ではなく刑事事件として起訴され、有罪が確定したのです。裁判の過程で1500万円の借金を背負ったと言っています。

「くら寿司」迷惑動画をSNSで投稿、3人が逮捕された

また最近では、回転寿司チェーン「くら寿司」の店舗で、レーンの寿司を手づかみで取って食べ、醤油差しに口をつけるなどの迷惑動画をSNSに投稿した男女3人が逮捕されましたね。「逮捕」のニュースが一斉に報じられたのは2023年3月8日、各メディアが報じています。

これは2023年2月3日、愛知県名古屋市の「くら寿司 名古屋栄店」で、男がしょうゆ差しの注ぎ口を口に付ける様子を撮影した動画が、SNS上に投稿され、事件発生翌日の2月4日、「くら寿司」は被害届を提出。防犯カメラの映像などを警察に提供していました。

2月5日、この迷惑動画の撮影と投稿をした19歳の少年が「威力業務妨害の疑い」でまず逮捕されました。さらに3月8日、さらに2人が同容疑で逮捕されました。

被害届が出されることくらい、わかっていたでしょうに……。

SNSの功罪について

ここでSNSの功罪について記しておきます。
SNSとは、インターネット上でユーザー同士がコミュニケーションを取れるサービスや媒体のことをいい、ソーシャルネットワーキングサービスの略です。今や利用していない人はいないでしょう。

いろんな種類があって、もちろんメリットも高いですが、罪深いところも多いです。だって逮捕者が出ているわけですから。

交流型SNS/Facebook/Twitter/mixi/LinkedIn/Mastodon

メッセージ型SNS/LINE

写真投稿型SNS/Instagram/Snapchat

動画投稿型SNS/YouTube/TikTok

ライブ配信型SNS/17Live/SHOWROOM/LINE LIVE/mixChannel

まとめ

迷惑動画の投稿が後を絶たない中、警察が動いて逮捕したことは、事態の改善に向けた大きな一歩と言えるでしょう。

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