皆さま、こんばんは。
「23時の都市伝説」のお時間です。
このての話題は、23時頃に見るのがワクワクするものです。
だから「23時の都市伝説」と独自で命名しています。
そこで、今回は「秘宝館」を取り上げました。
秘宝館とは性をテーマにした秘宝を集めた施設のこと。
全盛期は日本全国に40以上はあったと言われています。
なかでも、エンタメ系で最大規模を誇ったのが「元祖国際秘宝館」(三重県)です。
なんと、観光用のバスツアーまであったんですね。
さらに、馬の交尾実演ショーも毎日あったって?
ホント、ウソ?
では、ご紹介しましょう。
都市伝説化した「元祖国際秘宝館」(三重県)とは?
一時代を築いた国際秘宝館
「元祖国際秘宝館」(三重県)については、
実はかつて筆者は取材させていただきました。
月刊誌で詳しくレポートをしたと思いますが、その記事はもう残っていません。
一部、 写真は残っていますけど。
館内のコレクションについては、度肝を抜かされましたよ。
さらに、当時(全盛期の頃)は観光スポットとして人気で、
バスツアーまでありました。
鳥羽市の観光地の一つでもあったのです。
もう一つ、「国際秘宝館SF未来館」も運営中でしたし、秘宝館のなかでも、ここほど
エンタメ系の大規模施設は他にはありませんでした。
SF未来館
世界数十か国から多数の歳月と、十数億の巨費を投じて収集されたという貴重なコレクションの数々が展示されていました。
ここの初代館長は、松野正人という稀代の趣味人。真珠販売やボーリング場経営などで財を成し、世界各国を旅し、そのときに集めたコレクションをドライブインの一角に展示し、
その後、1971年4月、オープンとなりました。
「元祖国際秘宝館」馬の交尾ショーまであったってホント?ウソ?
館内は、「ギリシャ神話コーナー」「アニマルパラダイス」「陰部神社」「保健衛生コーナー」、さらに「毎日実演、馬の交尾ショー」がありました。
一部写真はこちら。写真1、写真2、写真3
そうです。
日本初、「馬の交尾実演ショー」を実際にやっていました。
筆者も見ました。ウソではなく、ホントですね。
馬の交尾の実演ですが、そんなものがショーとして行われていたなんて、まさに驚き。今や都市伝説化していますね。
目の当たりに見ましたが、凄かったです。
ステージに雌馬がつながれていて、そこに牡馬が登場します。案内人(飼育係)に連れてこられるのですが、ステージに放たれた瞬間、オスはメスと交尾をするのですね。
いやはや、驚きでした。
オス馬は交尾前にうれしそうに「ヒヒ~ン!」といななくのですからね。
今では考えられないショーでした。
この頃、ストリップ劇場でも獣姦ショーというのがありましたから、昭和の性にゆるい時代だったのかもしれません。
秘宝館の55年の歴史とは?唯一営業中の秘宝館も!
日本最初の秘宝館は1969年4月にオープンした徳島県の「男女神社秘宝館」と言われています。
1972年には京都科学標本が協力した伊勢の「元祖国際秘宝館」が開業。
その後、主に温泉街など大規模な観光スポットを中心に全国的に造られるようになり、
会社などの団体旅行全盛の1970年代後半から1980年代頃に最盛期を迎えました。
全国に40以上もあったと言われています。
女性客もいましたから、まだ性にオープンな時代だったのでしょう。
その後、平成の時代(1990年代以降)になると、社会的な反発もあって、次第に入館者も減少し、多くの秘宝館が閉館していきました。
現在、唯一残っているのが「熱海国際秘宝館」です。
温泉街を見下ろす風光明媚な八幡山山頂にあります。
なお、元祖国際秘宝館については、写真家・編集者・ジャーナリストの都築響一著「秘宝館」(アスペクト)に詳しく紹介されています。
まとめ
今回は「23時の都市伝説」と題し、元祖国際秘宝館を取り上げました。筆者はこのての話題が好きなので、また都市伝説を紹介していきたいと思います。
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