8月28日放送の「よんチャンTV」(毎日放送)を見ていると、
龍涎香(竜涎香、りゅうぜんこう)が紹介されていました。
なんと、沖縄で268グラムが発見されたもので、価格は442万円!
発見者は龍涎香ハンターで、3年間ずっと探し歩いていたそうですよ。
しかも、犬を使い、発見していますね。
調べてみると、過去には外国で100キロもの塊が発見され、
3億4000万円の値がついたらしい。この龍涎香っていったいなんでしょう?
気になったので、調べてみました。
龍涎香ハンターが沖縄で発見!値段は442万円
龍涎香(竜涎香)
龍涎香は、古来より貴重な香料として珍重されてきた物質で、
その神秘的な起源や高い価値から、多くの人々に驚きを与え続けています。
最近も「よんチャンTV」で取り上げられていましたが、
沖縄で268グラムの龍涎香が発見され、なんと442万円という高額で取引されたことが話題となりました。
この発見には特別に訓練された犬が用いられ、
発見者は3年間にわたる捜索の末にこの貴重な宝を見つけたということです。
この龍涎香とは一体どのようなもので、なぜこれほどまでに高価なのでしょうか。
以下のその記事です。
貴重な「竜涎香」、沖縄の海岸で見つかる 〝抹香〟クジラの結石、268グラムで442万円
2024/7/26 12:58
442万円は国内最高値。
30代男性が昨年7月に発見し、鑑定の結果、本物と確認されました。
竜涎香の鑑定や販売を行う「アンバーグリスジャパン」(名古屋市緑区)によると、
見つかった竜涎香は268グラムで、「ブラウングレード」と呼ばれるミドルクラスの品質でした。
マッコウクジラ
マッコウクジラはイカが好物で、オスの腸の中にまれにイカのくちばしを大量に含んだ黒褐色の塊ができ、
いい香りが長続きする香水を作る原料の竜涎香になる。
マッコウクジラを漢字で「抹香鯨」と表記するのは、この竜涎香に由来するとされるそうです。
琉球王朝時代、沖縄本島は竜涎香の一大産地だったといい、同社によると、沖縄県内では平成30年1月と12月に約100グラムずつ、令和4年10月にも約10グラムの竜涎香が見つかっているとか。(記事より一部引用)
龍涎香の正体と起源
龍涎香は、マッコウクジラから採取される非常に珍しい物質です。
マッコウクジラは、全長20メートルにも達することがある巨大なクジラで、
歯を持つ動物としては地球上で最大の生物です。このクジラの体内で形成される結石が、龍涎香の正体です。
マッコウクジラはダイオウイカなどの大型イカを捕食しますが、その際、イカの硬い嘴(くちばし)がクジラの胃壁に刺さり、これが原因で結石が形成されると考えられています。
この結石がクジラの体内から排出され、長い年月をかけて海を漂い、最終的には海岸に打ち上げられるのです。
龍涎香の名前の由来も、かつては「龍が海に涎を吐き、それが固まったもの」と考えられていたことから来ています。
龍涎香の歴史と価値
日本においても、龍涎香は古くから珍重されてきました。
1899年には沖縄の名護市で「龍糞」として知られる龍涎香が打ち上げられた記録が残っています。
その後も、土佐や和歌山、熊野、平戸、屋久島、そして沖縄などで龍涎香が発見されていますね。
現代における龍涎香
近年、タイやイギリスでも龍涎香の発見例が報告されており、その価値はますます高まっています。
たとえば、タイ南部で発見された7キロの龍涎香は、推定価格が2700万円に達するという話もあります。
さらに、100キロもの龍涎香が見つかった例では、なんと3億4000万円もの価値があるとされています。
日本でも龍涎香の文化を復活させようとする動きがあり、
「NPOアンバーグリスジャパン」という団体が2017年から活動を開始しています。
この団体は、国内での龍涎香の発見を紹介するとともに、その価値や利用方法についての情報を提供しています。
龍涎香の見分け方と利用法
龍涎香は一見するとただの岩のように見えますが、
特定の方法でその真偽を確かめることができます。
例えば、熱で溶けやすい性質があるため、少し軽い岩を火で炙り、
針を刺してみると、すっと針が入る場合、それが龍涎香である可能性が高い。
また、龍涎香はお香の原料としてだけでなく、漢方薬の媚薬としても使用されることがあります。
海岸を散歩する際には、
周囲を注意深く観察してみると、もしかしたら龍涎香を見つけることができるかもしれません。
まあ、ブラウンという30年ものは、
うんこ寄りの匂いだそうですけど(番組でもブラウンはうんこ寄りだと表現していましたね)
結論
龍涎香は、単なる香料にとどまらず、その歴史、希少性、そして神秘的な起源から、多くの人々を魅了し続けています。
もしかしたら、あなたも龍涎香ハンターとして、次なる発見者になる日が来るかもしれません。
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