【23時の都市伝説】中国ではかつて「赤子売り」の行商人がいたってホント?ウソ!

都市伝説
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皆さま、こんばんは。
23時の都市伝説のお時間です。

今回は中国でのお話。
中国は怪奇風俗の宝庫といっていいでしょう。
古い文献を見ていると、とんでもないことが書かれていたりしますね。
今回は「赤子売り」について。
なんだそれ?

かつて中国では赤子売りの行商人がいたらしい。
赤ちゃんを背負って売り歩いていたというわけです。
人身売買ですが、これってウソ?ホント?

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中国ではかつて「子どもはいりませんか」と籠に赤子を入れて売り歩く行商人がいた!

現代猟奇先端図鑑」という書物があります。
この中に〈中国の怪異風俗〉として中野江漢という人のエッセイがあるのですが、以下はそこからの抜粋です。
(読みやすくするために、一部の漢字をひらがなにしました)

昭和6年発行、新潮社

「マイシャオハイヤー!」
これを日本語に意訳すると、「子どもはいりませんか」となる。
見ると、そこには一人の女(おなご)が、二つの竹籠をになって通る。籠のなかには、可愛らしい子どもが入っている。
しかも、これが真っ昼間。人通りの多い街道である。
そこへ巡捕(巡査)が、木棒を振りながら通りかかる。小児をになっている女を呼びとめて、なにか訊いている。我々日本人から見ると、咎められているようにしか思われぬ。近寄って聴くと驚いた。
「どうだ、売れるかネ!?」
「さっぱり駄目です……朝からやっと一人はけただけです……こう世の中が不景気じゃ仕様がありません……」

「いい児じゃないか!! 相場はいくらだい……?」
「十五ドルです。なにしろ仕入れが高いもんですから、売りにくうございます」

この文章から察すると、籠は2つですから、赤ちゃんは2人。1人が「はけた」ということですね。

こうした風景は、当時の中国では珍しいことではなかったようです。
詳しい時代はわかりませんが、かなり古い話のようです。

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人身売買は当時の中国では奨励されていた?ホント、ウソ?

たとえば、大凶作の年には、「数万の農民は衣食住に窮し、婦女や小児を売る者が多かった」と記事にはあります。
加えて人身売買は奨励されていたようで、当時の新聞には「破天荒未曽有の人身売買奨励告示」として、話題になったとのこと。

いや~。
赤子売りがいたなんて驚きですね。
歴史を辿ってみると、漢の光武帝は、ことに人身売買に関する詔勅を下しました。
清の乾隆帝も乾隆五十三年の上喩をもって、子女の売買を許容しています。

ただ当時、日本赤十字社などが協力し、救護班を組織したそうです。
記事の執筆者は救護班の嘱託となり、河南方面へ出張し、救済事業に微力をつくした人物らしい。したがって、赤子売りは執筆者が実際に見た話だということです。

今でも、貧しい国々の一部では、人身売買が行われているようです。
時々、メディアにも取り上げられていますが、もちろん奨励などされていません。

J-CAST テレビウォッチ」にも、記事がありますね。
〈「赤ちゃん売買」中国で横行!病院に張り紙「男の子57万円、女の子38万円」〉
というタイトルです。
記事を読むと、「男の子なら3万6000元(約57万円)、女の子なら少し安く2万4000元(約38万円)。生後1~5か月で一番大きくても生後8か月。子どもが欲しい人が多いから、みな順番を待っていますよ」と紹介されていましたよ。2013年の記事ですけどね。

BBC NEWSJAPAN」(2018年10月12日)の記事にも。
こちらは「インスタグラムで赤ちゃん販売」4人逮捕 インドネシア
というタイトルです。

インドネシアの警察当局が、写真投稿アプリのインスタグラムを用いて乳児を販売した容疑でインドネシア人4人を逮捕したというもの。
警察によると、22歳の女性は、生後11カ月になる自分の子供を売ろうとしたが、警察がそれを食い止めたらしい。

購入者は1500万ルピア(約11万円)を女性容疑者に、500万ルピア(約3万7000円)を仲介者に、250万ルピア(約1万8500円)をインスタグラムアカウントの所有者とみられる容疑者に支払う予定だったそうです。

ネット検索すると、まだまだたくさん出てきますね。

まとめ

かつての中国では、赤ちゃんの販売が奨励されていたのは、どうやらホントです。すごい時代があったものですね。23時の都市伝説でした。

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