「情熱大陸」斎藤幸平、マルクス研究が世界的なブームって?学歴、経歴、結婚は?

社会
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皆さま、こんにちは。

まんじろうです。

本日は「資本論」のマルクスのお話。

世界も注目する若きマルクス研究者、
斎藤幸平氏、36歳。
あのマルクスの思想を扱う書籍、2年前に上梓した『人新世の「資本論」』が
50万部のベストセラーとなっています。
いまどき、マルクス?
硬派な内容ですが、
幅広い世代に受け入れられているようです。
次回の「情熱大陸」2023年11月19日(日) 夜11時放送分では斎藤氏に密着し、追いかけていますね。
世界的な斎藤ブームとも言われていますが、いったいどんな人物なのか。
学歴、経歴は?結婚は?
気になったので調べてみました。

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斎藤幸平氏のマルクス本が世界的なブームって?

先にプロフィールを紹介しておきましょう。

【著者略歴】
斎藤幸平(さいとう こうへい)
1987年生まれ。大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。
Karl Marx’s Ecosocialism:Capital,Nature,and the Unfinished Critique of Political Economyによって権威ある「ドイッチャー記念賞」を日本人初歴代最年少で受賞。編著に『未来への大分岐』など。

 

『人新世の「資本論」』(集英社新書)が50万部のベストセラーで、
本書は新書大賞2021、アジア・ブックアワード 2021受賞。

大学時代からマルクスの研究を志向。
ベルリンの大学院で学んでいたとき、東日本大震災が起こり、
それを機に資本主義とエコロジーの問題を深めたいと考えました。
マルクスのように、理論と実践を追求し、研究だけでなく日夜いろんな現場に赴き、
世の中から刺激を受けていると言います。

世界的なプロジェクトである「マルクスエンゲルス全集(MEGA)」の刊行にも携わっています。

斎藤幸平氏のマルクス本がヨーロッパでもベストセラーに

斎藤氏は、社会システムがこのまま変わらないと、豊かになるどころか貧しくなるのではないか、と主張しています。

今こそ必要なのは成長ではなく”脱成長”だと説き、「コモン」という誰もがアクセスできる共有財によってより良い社会を目指せないかと考えています。

番組では、「行動する学者」として実践する日常を追いかけています。
コメンテーターなど番組出演の依頼は、ひっきりなしに舞い込み、
不耕起栽培の農場や、ホームレス支援の手伝い、「共に生きる」ことを目指した新たな試み.――など。

斎藤氏はヨーロッパでも注目され、著書の翻訳版がベストセラーになっていますし、いわば世界的な「斎藤幸平ブーム」が起きつつあるということのようです。

共感する人が増えていて、だからこそ、著作がベストセラーになっているんですね。

ちなみに「人新世」とは、人類の経済活動が地球全体に影響を及ぼす時代ということ。

また、『ゼロからの『資本論』』では、「一定以上の年収を禁止」「週休3日制の導入」…「資本主義の悲惨な現実」を変えるためにできることを訴えていますよ。

そもそもマルクスの資本論ってなに?

18世紀にイギリスで産業革命が起こりました。
19世紀にはこれがヨーロッパへと拡大。生産力は急激に上昇しましたが、19世紀の後半になると、資本家と労働者の格差の拡大が目立つように……。
そこで、マルクスは、資本主義社会を徹底的に分析し、これらの問題の解決法を見つけようとしたのです。
『資本論』は、資本主義の秘密を次々と暴いていく膨大なページ数の書。

会社と会社が戦えば、会社が淘汰されていきます。これが世界全体に広がっていけば、資本主義は必然的に崩壊すると考えられています。

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斎藤幸平氏の非正規・格差・環境破壊……その思想とは?

なぜ今マルクスを読むべきなのか?
残念ながら、筆者は何度か読もうと努力しましたが、難しくて、結局は読了できませんでした。
そういう人は多いのではないでしょうか?
だから今、読むべきなのかもしれません。

斎藤氏は、ゼロから資本主義以外のあり方を考えるべきだと、説いています。

ソ連の崩壊後、1990年代以降は資本主義のグローバル化が一気に進みました。
社会主義は失敗。
資本主義こそが唯一の道だという考えが非常に強まりました。
しかしその後、格差は拡大し、地球環境は著しく劣化。
行き過ぎた資本主義は多くの人が問題視しているでしょうし、その限りで、マルクスの『資本論』は資本主義の矛盾を鋭く指摘した本として、再び読み返されるべきだということ。

リーマンショックで仕事も家も失ってしまうような人たちが出現し、
世界一の経済大国であるアメリカで貧しい人がたくさんいるのはなぜなのだろうか。
日本でも、真面目に働いている人たちが派遣の仕事で困窮しているのはどうしてなのか。
本当に資本主義社会は私たちを豊かにしてくれているのだろうかと疑問に思ったと言います。

資本主義が世界全体に広がることで、人々の生活は便利で豊かになるはずではなかったのか。しかし、実際には富が一部に集中し、気候変動で環境破壊は進み、戦争まで起こってしまった。資本主義の欠陥はあきらか。

でも、そんな現実が起こっても、資本主義そのものが問題だという意見はほとんど出ません。斎藤氏は「資本主義以外のあり方をゼロから考えなければいけません」と言っています。

確かにそうですね。
筆者の友人も、「今の日本はだめだ。物価も高くなって、給料はあがらないし、生活はますます苦しい。そのくせ、税金はしっかりとられる。
生活困窮者が増えるのも当然」と言っていますね。

資本主義の物語は、経済成長が進み、技術革新も進み、人々が豊かで便利になるというものですが、これはまったく響いてきません。

マルクスって、そんなことまで予見していたのか。驚きますね。

これ以上の細かい説明は置いておいて、とにかく番組を観てみましょう。
いろんな生きるヒントがあるに違いありません。

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斎藤幸平氏は学歴も経歴も凄い!

学歴、経歴

芝高等学校卒業後、東京大学理科二類に入学するも3カ月間在籍後、「フリーマン奨学金」を得てウェズリアン大学へ進学。
2009年 – ウェズリアン大学政治経済学部を卒業。
2012年 – ベルリン自由大学哲学科修士課程を修了する。
2015年 – フンボルト大学哲学科博士課程を修了。
ベルリン・ブランデンブルク科学アカデミー客員研究員
2016年 – 日本学術振興会海外特別研究員・カリフォルニア大学サンタバーバラ校客員研究員
2017年 – 大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。
2018年 -「Karl Marx’s Ecosocialism: Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy」(Monthly Review Press、2017年 日本語版未発売)により、ドイッチャー記念賞を歴代最年少の31歳で日本人で初めて受賞する。
2020年 -「マルクス経済学のエコロジー的転回に関する研究」で日本学術振興会賞を受賞する。
2021年 – 著書『人新世の「資本論」』で新書大賞を受賞する。
2021年 – 著書『人新世の「資本論」』で韓国のAsia Book Awards (ABA 아시아북어워드) 2021年優秀図書賞(一般書部門)を受賞する。
2022年 – 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻准教授。

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斎藤幸平氏、結婚は?子どもはいる?

2013年にTwitterで結婚についてつぶやいていましたが、そのときは「結婚できる気がいない」ということでした。

もっとも、その後、2021年9月24日の『BEAT TOKYO』の記事で、「妻がやっているクラシック音楽」とあり、既婚者だとわかりますね。

クラシック音楽をやっているピアニストの奥様がいらっしゃるようです。

しかも、お子さんは2人、現在は4歳と6歳のようです。

まとめ

資本主義を終わらせれば、豊かな社会がやってくる?貧しさの原因は資本主義なのか?
今、世界も注目するマルクス研究者と言えますね。マルクス本がもっともっと売れるでしょう。

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