皆さま、こんにちは。
朝ドラ「ブギウギ」がおもしろいですね。
いよいよアメリカ公演のお話。
番組では、愛子が泣きわめき、アメリカ行きを反対しましたね。
それでも、最終的にスズ子はアメリカ公演に行く覚悟をしました。
どのように描かれるのか、楽しみです。
アメリカ公演は大成功でしたが、
実は史実では出発前にひと悶着あったのです。
どんなトラブルがあったのか、見ていきましょう。
笠置シヅ子のアメリカ公演は4か月で大成功!
「わかりました」
スズちゃんの決意を受け入れる大野さん。「“誰かのためも大事”だけれど、“自分のために生きる”ということがこのドラマのテーマだと思う」
大野さんを演じる #木野花 さんの言葉です。大野さんは、自分の人生を進む福来スズ子を支える決意をしたんですね。#趣里#ブギウギ pic.twitter.com/Z2DJZaSgYL
— 朝ドラ「ブギウギ」公式 (@asadora_bk_nhk) March 3, 2024
笠置シヅ子のアメリカ公演は1950年(昭和25年)。
36歳のときです。
4か月という長期間の旅でした。
この公演旅行には、服部良一のほか、服部の妹の富子、花柳界の名取でもある宮川玲子も同行しています。
まず最初に上陸したのは、太平洋上のウエーク島。
1週間にわたっての公演は、初日から大盛況だったようです。
続くロサンゼルス公演も、熱狂的に受け入れられ、絶賛されました。
カリフォルニア、ニューヨークと公演地をめぐり、11月に帰国。
笠置シヅ子、アメリカ出発前のトラブルとは?
1950年に「服部良一・笠置シズ子アメリカ横断公演ツアー」が企画され、ハワイからアメリカ本土まで、巡業する予定でした。(当時の芸名は笠置シズ子)
当時アメリカに行くことがステータスとなっていて、一種の箔付けのようになっていたのですね。
ところが、同じころに、美空ひばりさんのアメリカ巡業も発表されたのです。
しかも、出発は笠置シヅ子より1か月も早い1950年5月です。
当時はまだ持ち歌が少なかった美空ひばりさん。
笠置シヅ子さんのブギを歌わないと、会場が盛り上がりません。当然、歌うでしょう。
そうなると、つまり美空ひばりさんが公演をやると、1か月遅れでアメリカ公演をする笠置シヅ子は盛り上がりにかけます。
そこで服部良一は、最初にブギを歌った笠置シヅ子を優先すべきだと考え、美空ひばりさん側に自分の曲を歌わないよう、通知を出しました。
さらに、もうひとつ、財産の管理まで任せていたマネージャーの山内さんが、自分の借金のため笠置シヅ子の財産を使い果たしてしまうのです。
信用しきっていた山内さんでしたが、彼女は仕方なく解雇。
アメリカ公演の費用に困った彼女ですが、そのとき、当時の大スターだった女優の田中絹代さんが、大ファンの笠置シヅ子さんに振袖をプレゼントするなど、多くの人からの援助があったと言います。
こうして無事ツアーに行くことができたと言われています。
いやはや、いろいろあったんですね。
まとめ
朝ドラ「ブギウギ」では、どのように描かれるのか。今から楽しみです。美空ひばりさんのモデルも登場するのでしょうか?(朝ドラでは描かれることはなく、ほぼ1話で出発して帰国してましたね)
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