性加害報道で世間に衝撃を与えて以降、自宅に引きこもって過ごす日々が続いているという香川照之さん(56)。それにしても、3年以上も前の事件がなぜ今頃出てきたのか。どうも腑に落ちません。それと、報道から約2週間経ちましたが、“見捨てていない”企業もあります。いったいどういうことなのか。この問題を振り返ってみましょう。
3年前の訴状は取り下げられている
「9月8日放送のテレビ朝日系ドラマ『六本木クラス』に香川照之さんの姿はありました。出番カットも噂されましたが特段変更はなかったようです。でも、次回予告には1カットも映っていませんでした」(週刊誌記者)
『六本木クラス』を放送中のテレビ朝日は「3年前の訴訟が取り下げられていることと、本人が深い反省と謝罪を表明している」として放送を継続しました。
まず報道直後、香川照之さんはTBSの朝の情報番組『THE TIME,』で生謝罪を行いました。そして翌週に降板。当初は経緯を見守っていたCMのクライアント各社も、トヨタ自動車がプロモーション契約の年内終了を表明したのをきっかけに、放送の見合わせや契約満了を続々と発表しました。
香川照之さんを見捨てていない企業もある…
「週刊女性2022年9月27日号」によると――。
契約していた7社のうち、いまだ結論を出していないのは“キンチョー”の愛称で知られる『大日本除虫菊株式会社』のみ。9月8日に香川との契約について広報に問い合わせると「引き続き、検討中です」との回答だった。
「香川さんはお酒の席ではともかく、任された仕事に対してはいつも真剣。CMを1本撮るにしても綿密に打ち合わせを行っていました。そうした姿勢を買っているからこそ、キンチョーさんは契約解除に踏み切れないのでしょう」(同・広告代理店関係者)
香川を見捨てられない企業はまだある。
「TBSですよ。香川さんは’13年放送の日曜劇場ドラマ『半沢直樹』で最高視聴率42・2%という大記録に貢献した“立役者”。以降、日曜劇場枠の常連となり、『THE TIME,』のMC起用など、局一丸となって“香川推し”でしたからね。10月から始まる『アトムの童』でも、結果降板となりましたが当初は予定どおり出演し、スピード復帰の青写真を描いていたと聞いています」(制作会社関係者)
歌舞伎の興行主・松竹も歌舞伎役者の香川を見放してはいないようだ。
「松竹はメディアから香川の今後について取材を受けて“本人が謝罪のうえ、大いに反省していることに照らし、今回の社会からのご批判やお叱りを誠実に受け止め、今後の道を進まれることを願っております”とコメント。出演する歌舞伎の公演についても“準備が整い次第、順次発表してまいります”と表明していました。しばらくしたら、歌舞伎の舞台に立つことは間違いないでしょうね」(梨園関係者)
(週刊女性より引用)
香川照之さんが銀座の高級クラブで狼藉を働いたのは3年以上も前のこと
「週刊女性」は、上記のような記事を紹介しています。大騒動を起こしたとはいえ、今も一部の関係者からの信頼は途切れていない様子です。
しかし、不思議なのは、3年前の出来事が今頃になって表面化したことです。これって、不思議じゃないですか?
すっぱ抜いた「週刊新潮」(9月1日号)によると、香川照之さんが東京・銀座の高級クラブのホステスに狼藉を働いたのは、2019年7月5日のこと。3年以上も前なのです。
香川照之さんの所属事務所が8月25日に発表した《ご報告の文面》では、
《本人の至らなさで当該女性に不快の念を与えてしまったことは事実》だが、《お相手の方には、本人から深い反省と謝罪の気持ちをお伝えし、ご理解とお許しをいただいております》としている。
つまり、お許しを受け、すでに和解しているのです。
香川照之さんは俳優としては超売れっ子ですが、46歳でデビューした歌舞伎役者としては〝ひよっこ〟だという報道もあります。そのあたりのことも今回の問題と関係があるのか、ないのか…。
マスコミ関係者は「誰かにハメられた」と語っている
「今回の事件、僕は完全にハメられたと思っています。何しろ3年前の事件ですから。そう考えるマスコミ関係者も多いですよ。誰にハメられたのか? それは香川さんのことを快く思っていない人たちでしょう。市川中車のことを快く思っていない人と言えるかもしれません。女性の髪の毛を引っ張っている狂気的な画像が出回りましたが、これって、その場にいた誰かが撮った写真ですからね」
(週刊誌記者)
週刊新潮によると、被害女性は2020年5月、その場で香川照之さんの暴走を止められなかったという理由で、クラブのママを相手取って損害賠償の請求訴訟を起こしましたが、昨年、取り下げたと言います。
訴訟を取り下げたということは、被害女性とママも和解しているはずです。
そうなると、当事者以外の、香川照之さんを快く思っていない関係者から漏れたと見るのが妥当でしょう。
今回の香川照之さんの性加害報道は、その時の訴状に基づいていますし、報道がなければ、すでに和解済みの案件だったわけですが…。
果たして今後どうなるのか、香川照之さんの動向から目が離せません。
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