2024年10月5日(13:00〜)関西テレビ放送番組の「ウラマヨ!」は福井県ロケスペシャルでしたが、
福井のグルメや観光地の紹介が盛りだくさんでした。
そんな中、有名な観光地の東尋坊でアスリートが練習してたのです。
それがハイダイバーの荒田恭兵さんでした。
なんともスリリングな飛び込みで、驚きました。
そこで荒田恭兵さんについて調べてみました。
荒田恭兵さんのハイダイビングとは?
ハイダイビングは、一般的な飛び込み競技と一線を画す過酷なスポーツです。
飛び込み競技の高さが10メートルであるのに対し、
ハイダイビングでは男子は27メートル、女子は20メートルという高さから飛び込みます。
これはビルの9階ほどの高さに相当し、入水までわずか3秒足らず。
その間に、選手は高度な技を披露し、完成度や難易度で競います。
この競技の特徴は、自然の崖や海を舞台に行われ、極限の技術と自然との調和を求められる点です。
生い立ちと競技転向
出典:公式サイトより
荒田恭兵さんは、1996年生まれの富山県高岡市出身です。
小学生の頃から飛び込み競技を始め、大学4年時には男子シンクロ高飛込で日本選手権優勝を果たす実力を持ちます。
しかし、大学卒業を機に就職活動をせず、当時日本では全く知られていなかったハイダイビングに転向しました。
「他の人と同じことをしたくない」と語る彼は、目立ちたがり屋の一面があり、誰も挑戦しない競技に飛び込むことを決意したと言います。
世界水泳選手権での活躍と注目の高まり
2023年、荒田選手は福岡で行われた世界水泳選手権に日本人として初めて出場し、決勝進出という快挙を成し遂げました。
結果は20位という順位でしたが、
「自分の技術の80%は出せた」と語り、さらに高みを目指す意志を示しています。
この結果以上に注目を集めたのは、メディアやSNSを通じた発信活動です。
「クレイジージャーニー」や「ウラマヨ!」などのテレビ番組に出演し、彼の挑戦は一気に全国の視聴者に広がりましたね。
彼の名前は、単なる成績だけでなく、
競技の魅力や自然と共に生きる姿勢が人々に響いたことで、多くの人に認知されるようになりました。動画を見ただけで、凄さがわかりますね。
ハイダイビングの過酷さとリスク管理
27メートルという途方もない高さから飛び込むハイダイビングでは、
怪我のリスクが常につきまといます。
荒田選手は、競技に臨む際、リスクを最小限に抑えるために念入りな準備を行い、
無謀な挑戦ではなく、安全を第一に考えているとか。
彼の練習場所は、日本国内では福井県の東尋坊が主な拠点となっていますが、
実際の競技に必要な高さを持つ飛び込み台は世界でも限られており、
主にアメリカ、オーストリア、中国の3カ所しか存在しないため、日々の練習も一筋縄ではいかないようです。
経済的な挑戦とサポート
荒田選手の生活は、一見華やかに見えますが、実際には厳しい面も多々あります。
彼は県のスポーツ協会の臨時雇用職員として働きながら、遠征費や生活費を賄っています。
しかし、競技への情熱は揺るがず、企業からのサポートや、地元富山での協力者を募る活動も行っています。
また、彼は大阪のお寿司屋さんから渡航費のサポートを受けているというエピソードもあり、
まさに多方面からの支援を受けながら、競技を続けているのです。
自然との向き合い方と普及活動
荒田選手は、ハイダイビングというマイナースポーツを通じて、
自然との触れ合いやその素晴らしさを多くの人に伝えたいと考えています。
「怖い」からという理由だけで自然を避けるのではなく、
リスクをしっかり管理しながら自然を楽しむ姿勢を伝えることに力を入れています。
彼は福井県坂井市の東尋坊での練習だけでなく、
周辺の自然環境のクリーン活動にも積極的に取り組んでおり、地域への貢献にも努めています。
荒野を切り拓く挑戦者として
荒田恭兵さんは、他の人が避けがちな「荒野」に自ら飛び込み、新たな道を切り拓く挑戦者と言えます。
メジャーなスポーツでは得られない独自の魅力を持つハイダイビングという競技を通じて、
彼は自分自身の道を貫いています。
彼は、「やりたいことが見つからない人は、誰もやっていないことに挑戦してみてほしい」と語ります。
それが何であれ、挑戦することで新しい道が開け、
振り返った時にその経験が人生を豊かにするのだという彼の言葉は、多くの人に勇気を与えるものでしょう。
まとめ
テレビを見て、初めて荒田恭兵さんを知りました。
ハイダイビングというスポーツの存在も実は知らなかったからです。凄い日本人がいるものです。
ほんとに、人々に勇気を与えてくれる存在だと思いますね。
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