年末年始に一気観したい韓国時代劇のおすすめ7選、なぜ韓国ドラマにハマるのか?

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年末年始に一気観したい韓国時代劇ドラマ7選と題し、絶対におすすめしたい作品をご紹介します。いろいろ好みにもありますが、韓国時代劇は本当にハマります。中毒になりますね。

なぜか?

それは貧民などの出身の主人公が苦難を乗り越え、ノシ上がっていくからです。しかも、ある程度、史実も組み込まれているから、共感できるのです。

邦画の時代劇では、ファンタジー色が強すぎると、「事実と違い過ぎる」とそっぽを向かれかねないけど、韓国時代劇は違います。

事実をあまり知らないので(知っている人もいますけど)、ひたすらドラマに没頭できるのです。とにかくおもしろいです。それではご紹介しましょう。

 

年末年始におすすめの韓国時代劇ドラマ、「六龍が飛ぶ」はハマります!

六龍が飛ぶ

韓国時代劇が好きな人には、断然おすすめです。
これはアクションが凄い!
邦画では、こんな激しい戦いのシーンは観たことがありませんね。『るろうに剣心』などもハードアクションですが、もっと激しいシーンが満載と言えます。

まさに息もつかせぬアクションで〈韓国版アベンジャーズ〉としても話題をさらった作品です。

『六龍が飛ぶ』の時代は、高麗から朝鮮への王朝交代期。疾風怒濤の時代です。

6人の英雄“六龍”とは、朝鮮王朝の初代王イ・ソンゲ、建国功臣のチョン・ドジョン、のちに朝鮮第3代王となるイ・バンウォン。貧しい暮らしに耐えながら村人を支えるプニ(女性)。怒りと哀しみを背負った高麗一の剣士イ・バンジ、立身出世を志す剣士ムヒュル。

6人それぞれが過酷な過去を抱えながら、新しい国づくりに賭ける希望と情熱。苦悩と葛藤。そこに凄まじいアクションが絡み、心揺さぶられること間違いなしです。

韓国での初回視聴率は12.3%。
全50話にわたって同時間帯トップを独走!
2015 SBS演技大賞ではユ・アイン(イ・バンウォン役)の最優秀演技賞ほか10部門もの賞を総なめにしました。

なかでも、個人的に最も好きだったのは、ピョン・ヨハン。最終的に高麗一の剣士となるイ・バンジ役で華麗なアクションを披露しています。憂いを帯びた瞳と切ないパンソリの歌声も視聴者の心をつかみました。歌声がぐっと心に残りましたね。

また、高麗一の剣士と言われていたキル・テミ。派手なアイメイクと女性的な言葉遣いが特徴的なキル・テミと、彼の双子の兄で男らしく温厚なキル・ソンミの2役を演じ分けたのが、パク・ヒョックォン。SBS演技大賞の特別演技賞に輝きました。
このキル・テミとイ・バンジの戦いも、いや~ほんとに強烈でした!

50話ですが、筆者は病みつきになり、2回(50話×2)も観ましたよ。

 

「トンイ」はある人気ランキング調査で1位に

トンイ

あまりに有名な作品。ある人気ランキング調査では1位に輝いています。

賎民の娘として生まれたトンイ。こういう生い立ちは多々ありますが、お決まりなので良しとしましょう。
トンイは父と兄を権力争いの陰謀により失い、幼くして過酷な境遇に置かれてしまいます。
成長したトンイは、宮廷で掌楽院の奴婢として働き、父と兄の無実を証明しようと奮闘します。

そんな中、朝鮮王朝第19代王・粛宗や側近のチャン禧嬪と出会い、宮廷内の苛烈な権力争いに負けることなく王の側室へと上り詰めていくのです。

17世紀後期から18世紀前期までの李氏朝鮮を舞台にしたテレビドラマ。
奴婢である主人公が側室になるという物語。側室同士の争い、後継ぎ問題、周りの権力争い。王とのラブストーリーとしても楽しめます。ただ、大半がフィクションと言われていますが……。

「トンイ役の女優さんがめちゃくちゃ美人!」
そんな意見が多いですよ。これは見逃せません。

全60話。

『宮廷女官チャングムの誓い』や『イ・サン』を手がけたイ・ビョンフン監督作品。トンイ役はハン・ヒョジュ。

「朱蒙」はイチ押し!高句麗建国の初代大王の物語、何度でも観たくなるほどの中毒に…

朱蒙(チュモン)

筆者が最も好きで、ハマったドラマです。これは凄いです!
余りにハマりすぎて、単行本まで買って読んだほど。完全に中毒ですww
どれくらいハマったかと言うと、このドラマは全81話(1話約1時間)ですが、3回も観てしまったのです(81話×3)。

それでも、また観たくなる。それくらいイチ押しです!

物語は古朝鮮の滅亡期から高句麗建国期までを背景とし、朱蒙の一代記を描いたドラマです。史劇に新たな解釈を加え、ファンタジー要素が多く盛り込まれています。

朱蒙は実在の人物。高句麗を建国した王様です。どこまでが事実かは疑問の余地が多分にありますが、高句麗は約700年も栄えた大きな国でした。
最後は唐に敗れますが……。

高句麗、百済、新羅は日本史でも習いましたし、皆さんも馴染みがあると思います。

物語はこうです。

紀元前1世紀。2,000年以上にわたり栄えながらも、漢によって滅ぼされた大帝国「古朝鮮」。朝鮮民族の小国群に保護を求め逃げ込む流浪の民。そうした古朝鮮の流民開放と失地回復という大志を抱く英雄ヘモス。
このヘモス将軍は架空の人物と言われていますが、筆者はそれに近い人物はいたのではないかと思っていますね。

ヘモスを救い、やがて恋に落ちるのが、漢の鉄騎軍に一族を皆殺しにされた河泊(ハベク)族のユファ姫です。ヘモスの同志であり親友でもある、ユファ姫を心密かに想う扶余(プヨ)の太子クムワ。3人の信頼関係が世代を超えて絡み合い、因縁となって巡っていきます。

そして、ヘモスが漢軍の矢に倒れ生死不明となった20年後。

クムワは扶余(プヨ)の国王となり、ヘモスとユファの息子チュモンは、実の父を知らぬまま、クムワ王の第三王子として育てられます。王の側室として迎えられた母ユファと共に、その寵愛を受けていました。

しかし、正室である王妃と2人の兄は、嫉妬と憎悪に狂い、さまざまな謀略でチュモンを陥れようとします。最初こそ意気地なしで軟弱な王子チュモンですが、次第に運命を共にする仲間たちに出会い、数々の逆境や試練を経て、強靭な真の英雄に変貌していくのです。

そこに賢く美しい恋人・ソソノが絡み、2人の恋の行方にも目が離せなくなりますよ。

キャストは、朱蒙役がソン・イルグク。弓の達人。カッコいいですね。ソソノ役はハン・へジン。クムワ役がチョン・グァンリョル。ユファ役はオ・ヨンス。

放送は2006年。全81話

朱蒙は、韓国歴史がよく分かるドラマでもありますね。
三国時代の建国の話。

朱蒙は当初は剣も習わず、完全な落ちこぼれ王子(しかも側室の子)でした。正室の子たちに嫌われ、何度も暗殺を企てられます。しかし、そんなさまざまな試練を乗り越え、高句麗を建国するに至ります。そこに恋愛ドラマも加わり、1度観ると、また観たくなるドラマです。

最高に痺れますよ!

誰からも見下されていたチュモンが数々の出会いと試練を重ね、大きく成長し、やがて扶余を旅立ってタムル軍を再組織。漢との壮絶な戦を勝ち抜き、高句麗(コグリョ)の偉大な初代大王として歴史に名を残すまでの軌跡が描かれています。

長いドラマですが、いろんな登場人物にまんべんなくスポットが当てられ、退屈しません。

内容を知ってからでも、興奮しながら、何度でも楽しく観られる時代劇です!

続編『風の国』もおもしろいです。これはチュモンの死後、息子ユリ王の時代の話です。
建国数十年、高句麗は団結力を失っていましたが、チュモンの孫が再び領土を広めていく物語。
朱蒙のソン・イルグクが同じ主役です。

 

貢女が「皇后」の地位まで上り詰める物語、ふたつの愛を生きて…

奇皇后(きこうごう)

日本では『奇皇后 〜ふたつの愛 涙の誓い〜』というタイトルで放送されました。
全51話。

ハ・ジウォン主演の大ヒット作です。

男として生きていた女性が、さまざまな戦いで上へとのし上がっていく、波乱万丈の物語。

祖国・高麗(コリョ)から貢女(コンニョ)として元に渡り、「皇后」の地位まで上り詰めた女性のドラマです。元王朝を没落させた人物として描かれた映画(悪女・奇皇后です)もあるため、このドラマに対して「登場人物を美化しすぎている」として騒動も起こりました。
それに対して「これはフィクションです」の字幕を入れて放送したということです。

しかし、ドラマはとにかくおもしろいですよ。

巨大帝国『元』を 37 年間も揺るがした実在女性の話。鉄の女と言われる奇皇后の生涯をベースに愛、野望、生き抜くための闘いを壮大なスケールで描いた歴史ドラマです。

物語はこうです。

幼いころから剣術を学び、火のような決断力と氷のような判断力を持つスンニャン(後の奇皇后)。
彼女が主役です。

元の皇子でありながら、権力争いにより高麗に流刑されたタファン。
さらに国王でしたが、高麗を守るため退位させられ、人質として元に向かうワン・ユ。
ワン・ユを愛しながらも、貢女として後宮で皇帝となったタファンに仕えることになったスンニャンは、生きるため、そして弱く哀れな高麗の民のために、壮絶な運命の渦に自らを投じていくのです

まあ、優秀でモテる男(高麗王)が報われず、究極のダメンズ(元の皇帝)を結局は愛してしまうヒロイン。いや、そこには単純な説明では言い尽くせないドラマがあるのです。

「元」という大国に苦しめられてきた高麗の人の悲哀が心に刺さります。ワン・ユの人生の結末が悲しすぎますね。

メインキャストはハ・ジウォン(キ・ヤン/スンニャン)、チュ・ジンモ(ワン・ユ)、
チ・チャンウク(タファン)。

チャングム役の女優が美しすぎて、健気で頑張り屋で応援せずにはいられない

宮廷女官チャングムの誓い

余りにも有名すぎる作品。観た人は多いと思いますが、まだの人は絶対に観て欲しいですね。
全54話。筆者はこれも2回観ましたよ(54話×2)

チャングム役の女優は美しすぎます。
主役はイ・ヨンエ(ソ・ジャングム)、日本語ではチャングムです。

最後はハッピーエンドなのがうれしいですけど。

時代は1482年。品行の悪さを理由に朝鮮王朝第9代王・成宗の元妃であるユンが毒殺されます。
ユンの死から12年後、母の死の真相を知らないユン元子・燕山君が第10第王として即位します。
一方、その現場に立ち会った武官の1人ソ・チョンスは、官職を辞して山中に移り住んでいました。
やがてチョンスは宮廷から逃げてきた女官のミョンイと出会い、娘・チャングムを授かり幸せに暮らすようになります。
ところが、王宮では燕山君の暴君ぶりが激しさを増し、ユン元妃の毒殺に関わった人物が逮捕されることに……。
こうしてチョンスは連行され、巻き込まれたミョンイも死に追いやられてしまうのです。

それからチャングムは王宮に復帰し、母の夢であった最高尚宮を目指すようになり、試練を乗り越えていきます……。

『宮廷女官チャングムの誓い』は韓国MBCにて2003年9月15日から2004年3月30日まで放送されたテレビドラマ(時代劇)。
放送が始まると、連日50%を越える視聴率を獲得しました。

とにかく美しいイ・ヨンエ。女官を目指しながら奮闘するのですが、いつも邪魔が入ってしまいます。それでも健気に頑張るんですよ。

宮廷を追い出されると、今度は医者として復活し、王様の主治医にまで上り詰めていく。どこまで頑張り屋さんなんでしょうか。負けるな、チャングム。いつも応援しながら観ていました。絶対におすすめですね。

新羅27代王、初の女性統治者の波乱に満ちた生涯とは?

善徳女王

『善徳女王』は、2009年5月25日から12月22日まで韓国・MBCで放送されたテレビドラマ。
朝鮮半島で初の女性統治者となった新羅27代王善徳女王の波瀾に満ちた生涯を描いた時代劇です。

韓国では、視聴率40%以上を記録し、当初50話の予定を12話延長して全62話の放送となったというエピソードがあります。
2009年に放送された全韓国ドラマ平均視聴率NO.1作品となっています。

7世紀の新羅では、美貌と色仕掛けで王の側室を操るミシルが王妃の座を狙っていました。チヌン王の死後、ミシルはチヌン王の孫であるチンピョンを王位に就かせ、自分の野望を叶えようとしていたのです。

しかし、チンピョン王の正妃・マヤはすでに子供を妊娠していました。ミシルは自分が王妃となるためにマヤの殺害を試みましたが失敗。

元気な双子の姉妹チョンヨンとトンマンが生まれました。過酷な運命を背負った姉妹と、絶対的な権力をもつミシルとの、壮絶な戦いが始まるのです。

トンマンこそが、のちの善徳女王です。

全62話

メインキャストは、イ・ヨウォン(トンマン/善徳女王)、コ・ヒョンジョン(ミシル)。
朝鮮半島初の女性統治者・新羅27代王善徳女王の物語。

歴史ものの超大作が数多くある韓国ドラマですが、韓国での視聴率40%以上を記録しただけに、全62話とそこそこ長いですけど先が気になるので一気に観ることができますね。

高校生の吸血族と人間の恋の行方が気になる人は一気観を

オレンジマーマレード

これは吸血族(動物の血を吸い、人間との共存を望んでいる一族)と人間の純愛ラブストーリーです。吸血鬼モノというと、ドラキュラ伯爵が有名ですが、これはちょっと違いますね。

吸血族の女子高校生と人間の男子高校生の恋愛ドラマといえば、わかりやすいでしょうか。
題名の「オレンジマーマレード」とは、バンド名です。惹かれ合う二人はバンドを結成し、ライブを行います。そんな青春バンドドラマでもありますね。バンド名にもちゃんと意味がありましたけど。

物語はこうです。

400年前、吸血鬼と吸血族は醜い争いを繰り返していました。吸血鬼は人間を支配しようとし、一方の吸血族は人間との共生を望んでいたからです。
しかし、時代がかわり、人間とヴァンパイアがほどよい距離を保ちながら共存するようになります。

そんな中、人間の息子ジェミンと吸血族の娘マリは、お互いに恋心を抱きます。
愛し合う二人ですが、人間と吸血族は根本的に違いますので、悲しい運命に翻弄されるのです。

そして物語は現代へ飛びます。

400年の時空を超え、ジェミンとマリは、再び運命の出会いをするのです。
人間と吸血族の恋の行方は、果たして…

朝鮮時代、兵曹判書の息子、現代の高校生チョン・ジェミン役に、ヨ・ジング。
ヨ・ジング作品では『王になった男』もおすすめだけどね。

朝鮮時代の吸血族の少女、現代のヴァンパイア、転校生ペク・マリ役は、ソリョン。

全12話ですので、一気観できますよ。

レビューなどを読むと、「物足りなかった」という人も多いようですが、筆者は充分におもしろかったです。

というのも新しい発想がいくつもあったからです。

現代パートで人間とヴァンパイアが共存できるようにシステムが構築されているという設定の部分。独自の統制機関があって、人間もヴァンパイアの共存を認識。これは新鮮な設定でした。

さらにマリたち(吸血族)が血を飲む時に、トマトジュースのパックからストローで飲んでいます。これもユニーク。吸血族は太陽を浴びても問題がないので、昼も夜も自由に暮らせるのですが、本来はとんでもない力を発揮できるのです。ですから、統制機関によって人間に監視されているわけです。

最後は、しっかりとまとまっていました。

まとめ

以上、韓国おすすめ時代劇ドラマ7選。何末年始の休みを利用して一気に観てはいかがでしょうか。観てソンはしないドラマばかり。
といっても、けっこう長いドラマが多いので、腰を据えて観ましょう。

筆者はAmazonプライムビデオを利用していますが、他にも、Netflix、dTV、U-NEXT、Hulu、YouTubeなど、動画配信は多数ありますからね。

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