皆さま、こんにちは。
まんじろうです。
朝ドラ「ブギウギ」がおもしろいですね。
笠置シヅ子の時代には、歴史的に有名な人たちも活躍していますね。
なかでも、黒澤明監督。
やがて「世界のクロサワ」と呼ばれる巨匠です。
笠置シヅ子は、黒澤作品「酔いどれ天使」に出演。
酒場で歌いますが、どんな役柄か、映画の内容についてもご紹介したいと思います。
笠置シヅ子は黒澤明監督「酔いどれ天使」に出演!
「酔いどれ天使」の公開は、1948年(昭和23年)。
その前年が「東京ブギウギ」の大ヒットですから、黒澤監督も笠置シヅ子の才能を認めていたのでしょう。
映画の舞台は、戦後の焼け跡が残る闇市。
出演者は志村喬、三船敏郎、山本礼三郎、木暮実千代、中北千枝子、千石規子、笠置シズ子ほか。
主演は三船敏郎ですが、三船も黒澤映画は初出演だったとか。
シヅ子は当時の芸名“笠置シズ子”の名前で、配役名は“「ブギ」を唄ふ女”となっています。
笠置シヅ子は酒場でのシーンでジャングル・ブギーを歌う!
笠置シヅ子の登場は酒場でのシーン。
ここで「ジャングル・ブギー」を歌うのです。
作詞はなんと黒澤明、作曲は服部良一。
題名の通り、まさにジャングルをイメージしたような独特のメロディーで、パンチのある歌声です。
もっとも、映画のなかでは、ほんの少しの登場です。
なお、朝ドラでは、次のような設定になっていました。
「ジャングル・ブギー」の楽曲の歌詞は、とある映画監督が自作のために書き、羽鳥(草彅剛さん)に作曲を依頼したものの、羽鳥が多忙で保留にしていたのです。
でも、スズ子から、戦後を生きるおミネたちの話を聞いた羽鳥は、この歌詞に曲をつけて「ジャングル・ブギー」を完成させます。
羽鳥の言う「とある監督」こそ、笠置シヅ子の史実では、黒澤明監督なんですね。
趣里さんが歌うジャングル・ブギ―は素敵ですね。
動画を紹介しておきましょう。
東宝映画「酔いどれ天使」が公開された昭和23年。
シヅ子も多忙でした。
1月「東京ブギウギ」レコード発売。4月、映画公開。
5月、作家の林芙美子と対面。
9月、自伝「歌う自画像」(北斗出版社)出版。
翌年には、シヅ子は著名人の高額納税者の女性でトップになっています。男性のトップは作家の吉川英治でした。
シヅ子は世界のクロサワと同じ時代を生きているんですね。
まとめ
今回は笠置シヅ子と黒澤明監督の「酔いどれ天使」を取り上げました。この時代にあって、酔いどれ天使というタイトルがまた秀逸でしょう。
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