2022年にお騒がせした芸能人がたくさんいるなか、忘れられないのが香川照之（57）さん。銀座のクラブホステス女性に対する「性加害」が報じられたのは、今年の８月。その後自身がMCを務める情報番組『THE TIME,』（TBS系）で謝罪したものの騒動はまったく収まらず、9月には同番組をはじめ、ほかの数々の番組、さらにはトヨタイムズなど多数抱えていたCMからも降板となりました。
そんな香川照之さんですが、12月には歌舞伎座で復帰しました。そしてNetflixで映像作品にも復帰するのではないかと言われています。そんな新情報をまとめてみました。
12 月６日、香川照之さんは東京歌舞伎座で「市川中車」として復帰
香川照之さんは、12月6日、東京・歌舞伎座での市川海老蔵さん（45）の襲名披露公演「十三代目襲名市川團十郎白猿襲名披露興行『十二月大歌舞伎』」の昼の部「鞘當（さやあて）」で「市川中車」として復帰しました。
客席からは大きな拍手が起こっていたということです。この復帰について、梨園関係者によると、「市川海老蔵さんが猛プッシュして実現したと言われています」とか。
見事、歌舞伎界へと返り咲いた香川照之さんですが、テレビ（地上波）の復帰はいまだ前途多難なようです。性加害のインパクトが大きすぎて、簡単にはいかないのでしょう。
ところが、です。
有料サービス「Netflix」が香川照之さんに出演を猛アプローチ？
新たな情報としては、有料サービスのNetflixが出演の猛アプローチをしていると言われているのです。
ネトフリはスキャンダルを起こした人でも起用し、実際、問題を起こした俳優も出ていますね。
それに、今やネトフリの人気は絶大。制作資金も宣伝費も膨大で、社会現象を起こすレベルの話題作も多い。高いギャラに加え、各局でCMも大量に打つため、芸能事務所も活動の場をシフトしていっているとも……。
香川照之さんの演技力は折り紙付き。したがって映像作品としての復帰第1弾となれば間違いなく話題になるでしょう。ネトフリ側の猛アプローチもわかりますね。
では、いったいどんな作品になるのか。
『週刊ポスト』2023年1月1・6日号によると、芸能関係者のコメントとして—―。
「ズバリ、韓国映画です。それも、アカデミー賞で作品賞を含めた4部門を受賞した映画『パラサイト 半地下の家族』の監督・ポン・ジュノ氏とのタッグの話が浮上している」
実は香川とポン・ジュノ氏は昵懇の中だという。
「2007年にポン・ジュノ氏が撮影した東京を舞台にした映画『TOKYO！』では監督の熱烈なオファーにより香川さんがオムニバス作品の中のひとつで主演に抜擢された。その後も2人の親交は続いており、仕事をなくした香川さんはまず韓国語の勉強を始め、いつ韓国語を話す役のオファーがきてもいいように準備していると聞いています。
ポン・ジュノ氏はネトフリで巨大ブタと一緒に育てられた少女がテロ組織との争いに巻き込まれるオリジナル映画『オクジャ』を製作しており、次の作品への期待も高まっています」
出典：週刊ポスト2023年１月1・6日号
香川照之さんには、一刻も早く、復帰して欲しいものです。
そう思うのは、香川照之さんの生い立ちがあまりに涙ぐましいからでもありますね。
香川照之さんは俳優デビュー後、離婚した父（二代目市川猿翁さん）に会いに行くが…
香川照之さんの母は元タカラジェンヌの浜木綿子さん。父は歌舞伎役者の二代目市川猿翁さん。
母の浜さんは「父（猿翁さん）よりもいい大学へ」と常々考え、猿翁さんが慶應義塾大学卒業ですから、その上、香川照之さんは東京大学の文学部に現役で合格しています。
名跡の歌舞伎役者と、元タカラジェンヌの子供であるわけですから、順風満帆であってもいいわけですが、父の猿翁さんとは確執があったと言われています。
その発端は、猿翁さんと浜さんの離婚。猿翁さんは香川さんが1歳のころに家を出てしまい、香川さんが3歳の頃に正式に離婚。しかも猿翁さんは当時の不倫相手だった藤間紫さんと生活を共にしており、香川さんと会うことは一切なかったのだとか…。
大学卒業後に俳優デビューした香川さんは、1991年2月、父に会うため公演中に訪ねたのだそうです。
「あなたは息子ではありません」の父の言葉、泣けてくる…
ところが、
「私が家庭と訣別した瞬間から、私は蘇生したのです。だから今の私とあなたとは何の関わりもない。あなたは息子ではありません。したがって私はあなたの父でもない」
「あなたとは今後、二度と会う事はありません」
かなり衝撃的な父の言葉でしょう。
これについては、メディアでも報道されています。
それでも、その後も猿翁さんの公演に足を運んでいたようですね。
最終的には、2000年に正式に妻となった藤間さんの取り計らいで、関係が修復するわけです。
「もういいんじゃない？」と藤間さんに言われた猿翁さんは涙したともいわれています。
なんとも泣けてきそうな話ではないですか。もちろんこの一件と、性加害は別でしょうけど……。
早い復帰を期待したいです。
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