日本唯一「桜えび」春漁スタート、初日の水揚げは昨年の40倍!

社会
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静岡県の駿河湾特産の「桜えび」の春漁が始まりました。

初日の水揚げ量は計約40トンと昨春(0・9トン)の40倍以上に達し、しかも、えびは近年にないほど大ぶりだと言います。

静岡市清水区の由比漁港と焼津市の大井川港で4月5日早朝に行われた初競りでは、前年より安値で落札されたようです。春漁は2023年6月9日まで。

 

桜えび初競りの様子(出典:提供写真)

不漁が続いていただけに、初競りに参加した加工業者らの表情も明るかったようですね。

桜えびの春漁は夜に行われれる

それと、意外と知られていませんが、桜えび漁は夜に行われ、夜のうちに港へ水揚げされるのです。

桜えびは水深約500m位までの深さに生息していますが、昼間は200~300m、日没近くになると約20~50mまで上昇してくると言います。昼間は潜っていて、夜になると浮いてくるという特性を持ち、桜えび漁はこの特性をいかして、浮いてきたところを獲っているのです。

桜えび漁は、春と秋の年2回行われます。

・春漁:3月末~6月初め
・秋漁:10月末~12月末

桜えびはなぜ静岡県の駿河湾だけでしか獲れないのか?

 

出典:生桜えび。静岡水揚げの桜えび・しらす「まるげん」

 

ところで、桜えびはなぜ駿河湾でしか獲れないのでしょうか。
これはYahoo!知恵袋の質問にもありました。

答えは、富士川や安倍川、大井川などの清流が流れ込む独特な構造が桜えびの生育に最も適しているからだと言われています。

駿河湾の海底は、非常に深い特異な地形になっています。桜えびは、昼は光を嫌い海底深くにいて、夜は餌を求めて海上近くに移動します。したがって日本でただ一箇所、桜えびがここにしか生息しないのは、このような環境が、駿河湾に整っているのだろうと思われます。珍しいですね。
桜えびは、世界中でも駿河湾と台湾でしか獲れない貴重な資源。しかも、桜えびが生で味わえるのは駿河湾産のみと言われ、世界オンリーワングルメなのです。

桜えび、今年は豊漁で初日の水揚げは昨年の40倍!

今年は、まれにみる豊漁です。
桜えび春漁は今後6月9日まで資源保護に配慮しながら行われる予定で、その間、由比港にある漁協直営「浜のかきあげや」をはじめ、静岡市内の飲食店などで、とれたて生の桜えびを味わうことができます。

由比漁協直営「浜のかきあげや」がオープンしています。
ここでは世界で唯一の〝生の桜えび〟が、とれたての状態で味わえます。この機会にいかがでしょうか。
生桜えび丼1,000円、かき揚げ丼1,000円です。

 

生桜えび丼とかき揚げ丼(出典:提供写真)

WEBサイト:浜のかきあげや

まとめ

生の桜えびをぜひ食べてみたいですね。旅行がてら、静岡の駿河湾まで足を運ぶのもいいかもしれません。

 

由比港漁業協同組合
所 在 地:静岡市清水区由比今宿字浜1127
アクセス:「東名清水IC」より車で約20分、JR東海道線「由比駅」より徒歩約10分
営業時間:8時~16時30分
定 休 日:日曜日、祝日、土曜日の午後
問い合わせ先:054-376-0001

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