日本の副業文化は40代が牽引、小遣い稼ぎ?

社会
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悩ましいコロナ禍に見舞われ人々の働き方は大きく変化しました。今や日本での柔軟なワークスタイルが進むなか、副業・兼業をする社会人も年々増加傾向にあるようですね。

副業文化―-40代が牽引しているというデータがあります。

どうやら4人に1人が何らかの副業をしているようです。そこで副業について調べてみました。

副業文化は40代が牽引し、副業者は5年前の2倍に!

総合人材サービス企業パーソルキャリア傘下にある株式会社ライボの調査機関「Job総研」がこの3月に発表した「2023年 副業・兼業の実態調査」の結果をもとに紹介していきましょう。

Job総研では336人の社会人男女を対象に、「2023年 副業・兼業の実態調査」を実施しました。

年代別を含めた現在の副業率や今後の副業予定とその理由、また2018年~2022年における副業実施推移及び今年副業を始める割合、副業を始めたきっかけと副業における労働時間と収入面などを調査しています。

かなり興味深いものですね。

【調査概要】
調査対象者    :全国 / 男女 / 20~50代
調査条件     :1年以内~10年以上勤務している社会人
20人~1000人以上規模の会社に所属
調査期間     :2023年2月15日~2月21日
有効回答数    :336人
調査方法     :インターネット調査

人数は336人ですので、全体像を把握するのは難しいですが、ある程度はこの結果からも見えてくるでしょう。

副業を始めたい派は、全体の85.5%にも及ぶ

現在副業・兼業をしているか
・全体の22.6%が「現在副業をしている」と回答。年代別では40代の副業実施率が31.7%で最多です。

・「今後副業を始めたい派」の回答は全体の85.5% 。年代別では40代が87.5%で最多。
2018年からは2倍になっています!65.8%が「今年(2023年)中に始めたい」と回答。

・副業を始めたい理由は「収入アップ」が70.4%で最多。始めたきっかけは「テレワークの普及」が最多です。

・副業の週間労働時間は平均で8.7時間 副業のみの年収は平均で20万円。最頻は50万円。

現在の副業について
現在副業をしているかについて、全体の22.6%が「している」と回答。

「していない」は77.4%でした。またこれを年代別で見ていくと、「している」の最多回答は40代の31.7%で、次いで50代の22.4%、30代の20.7%と続き、20代は最低回答の14.4%という結果になっています。

今後の副業について
今後副業をしたいと思っているかについては、「したいと思う」55.1%。「どちらかといえばしたいと思う」の30.4%を合算すると、85.5%が“したいと思う派”の回答になります。

“したいと思わない派”の回答は14.5%。

また、これを年代別で見ていくと、”したいと思う派”を最多回答した年代は40代の87.5%になり、次いで30代が86.2%、50代が83.6%、20代が83.4%でした。

副業実施の推移と今年の実施意欲
現在副業をしていると回答した76人に、2018年〜2022年で副業をしていた年を聞くと、2018年が35.5%、2019年が46.1%、2020年が50.0%、2021年が63.2%、2022年が72.4%で、毎年増加傾向で、2018年と比較すると、約2倍に膨れ上がっています。

副業する人・しない人の理由
現在副業をしていないと回答した260人にその理由を聞くと、「会社から禁止されている」が33.8%で最多回答。次いで「本業が忙しくて時間がない」が30.8%、「同時進行する自信がない」が28.8%。

また、今後副業をしたいと回答した287人にその理由を聞くと、「収入を上げるため」が70.4%で最多回答。次いで「小遣い稼ぎ」が48.4%、「自身のスキル向上のため」が42.5%で上位3つの回答結果になっています。

副業を始めたきっかけ
現在副業をしていると回答した76人に始めたきっかけを聞くと、「テレワークで始めやすくなったから」が43.4%で最多回答。

「老後のための資金が心配になったから」が39.5%、「法改正で副業が認められ始めたから」が36.8%。

副業の収入は平均で年収20万円、小遣い稼ぎか?

本業と副業の収入
副業の収入についてはどうでしょうか。
現在副業をしていると回答した76人に、本業のみで得ている年収は平均が600万円、中央値が631万円、最頻値が550万円。

また、副業のみで得ている年収では、平均が20万円、中央値が128万円、最頻値が50万円となっています。

出典:Job総研 「2023年 副業・兼業の実態調査」

この調査からわかることは、2018年から副業者は増え続けており、今後も副業人口は確実に増えるだろうということ。

とくに年代別では40代が副業に興味を示している傾向が見られ、実際に「現在副業をしている」と「今後始めたいと思う」で最多回答だったのが共に40代です。

副業を始めたい理由では、「収入アップや小遣い稼ぎ」が上位ですし、実際に副業のみで得ている年収は平均20万円。つまり副業で収入を大きくアップさせるというより、プラスアルファとして小遣い程度の収入を得たいという人が大半のようですね。

一方で、副業が本業の収入を上回り、会社を辞めてしまう人もいます。それは本人の考え方、取り組み方次第かもしれません。

副業で人気のあるものは何?

さらにどんな副業が人気なのか、ある調査のランキングをご紹介しておきます。

人気の副業1位:クラウドソーシングサイト

人気の副業2位:美容モニター

人気の副業3位:Uber Eats 配達パートナー

人気の副業4位:アフィリエイト

人気の副業5位:治験モニター

これらの一部について、知人に話を聞いてみました。

「Uber Eats 配達員をやっています。サラリーマンの収入だけでは不安なので、思い切って始めました。月に3~4万円程度の副収入になっています」(30代サラリーマン)

「去年の夏くらいからアフィリエイトを始めました。あるメンターのコンサル生になって勉強中です。コンサル料はかかりますが、メンターは月収1000万円を超えています。ただ、私の場合、まだたいした収入にはなっていません。1万円未満です。でも、夢はあります」(40代会社員)

「治験モニターのバイトをしたことがあります。いろんな治験があります。新作アプリの治験で、謝礼は日当1万3000円とか。薬系の治験は持病があると難しいですが、健康な人なら大丈夫ですし、ネット検索すればたくさんヒットしますよ」(40代フリーランス)

まとめ

今後、日本では副業文化が定着し、さまざまな副業が広がっていくのではないでしょうか。
老後にそなえ、何かをしないと…。そう思っている人は多いようですね。

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