ザ・ドリフターズのメンバーでタレントの仲本工事さん(本名・仲本興喜=なかもと・こうき)が19日、亡くなりました。所属事務所の公式サイトで発表されました。御年81歳。仲本さんは18日、横浜市西区の交差点で道路を渡ろうとしたところ、乗用車にはねられ頭を強く打って緊急搬送された病院で手術を受けていました。週刊誌でゴミ屋敷報道があったばかりで話題にもなっていました。再々婚でもありますが、その波乱の人生を振り返ってみましょう。

ザ・ドリフターズのメンバーでタレントの仲本工事さん、交通事故が原因で死去、自宅ゴミ屋敷化とバツ2の波乱の人生
【10/19】弊社所属タレント 仲本工事 に関するご報告 弊社所属タレント 仲本工事(本名=仲本興喜) が、令和4年10月19日22時22分、急性硬膜下血腫のため、満81歳で死去いたしました。ここに⽣前のご厚誼を深く感謝するとともに、謹んでお知らせ申し上げます。なお、葬儀等の対応については、ご親族を含めた関係各所と協議した上で後日ご報告をいたします。 (所属事務所公式サイトより引用)
2012年に27歳年下の歌手、純歌さんと結婚、再々婚でした

私生活では、3度の結婚をしています。バツ2です。
1982年に最初の妻を心不全で亡くしました。1991年に25歳年下の一般人女性と再婚しましたが、2004年に離婚。そして2012年に27歳年下の歌手、純歌さん(54)と再々婚しました。
東京・グランドプリンスホテル新高輪「飛天」で結婚披露宴を行い、純歌さんとはデュエット曲もリリースしています。
妻に自宅に置き去りにされ、犬猫とゴミ屋敷同然の生活を送っていることを「週刊新潮」が報じた
今月12日には、ゴミ屋敷報道がありました。
「デイリー新潮」で、〈ドリフ・仲本工事、27歳年下の妻に置き去りにされ“ゴミ屋敷”で犬猫と生活 不衛生な環境に「ペット虐待」の声も〉という記事が出たのです。
ドリフターズ・仲本工事(81)には3度の婚姻歴があり、現在の妻は2012年に再婚した27歳下の演歌歌手・三代純歌(じゅんか)さん(54)。その純歌さんは昨年夏以降、犬猫と共に夫をゴミ屋敷に置き去りにして家を出てしまい、あまりに悲惨な状況から「老人虐待」「ペット虐待」の声も上がっているのだ。
「デイリー新潮」2022年10月12日から引用

昨年7月、純歌さんは突然家を出て行き、仲本は夫妻で営んでいた「ピンクローズ」というカラオケスナックの2階にある部屋と1階部分でひとり生活しているという。
9月のある日、本誌(「週刊新潮」)の記者が仲本に近況を聞くべく目黒区にある「ピンクローズ」を訪ねたところ、建物の2階から複数の犬が吠える声が。扉をノックしても応答がないので恐る恐る開けてみれば、動物の糞尿の臭いがツンと鼻をつく。店内をのぞくと、さまざまな生活用品が溢れ、散らかっている。床には新聞紙が敷き詰められており、テーブルには犬猫を世話するためのグッズや仲本の私物が積み上げられ、酒のグラスを置くスペースすらない。さながら“ゴミ屋敷”のような状態だ。
「デイリー新潮」2022年10月12日から引用
純歌さんは家を出て行く際、ラッキーという名のヨークシャーテリアだけを一緒に連れて行ったそうです。
仲本さんの知人のコメントも出ています。
「ノミやダニがすごくて、犬猫の皮膚がただれて皮膚病になってしまっている。少し前は仲本さんもノミかダニに刺されて肌が真っ赤になっていました。犬や猫が仲本さんが普段寝ているソファーベッドに座ったり寝たりしているので、そこからうつったのだと思います。そのソファーベッドも犬が粗相した跡があったりして、本当に汚い」
「デイリー新潮」より
報道を受けてSNSなどでは心配の声も上がっていました。
そして今回の事故。当初は重傷と報じられていましたが、治療もむなしく帰らぬ人となりました。
2020年9月からは公式Twitterアカウントを開設。ユーモア溢れる内容が評判を呼び、8万人のフォロワーを獲得。
そのTwitter に10月14日、次のように投稿していました。
Twitterで最後のつぶやき「志村けんの大爆笑展」の話が涙を誘う
訃報に際し、仲本さんの“最後の呟き”が注目を集めています。10月14日、仲本さんはTwitterに次のように投稿していました。
今日は、高崎タカシマヤ「志村けんの大爆笑展」にブーたんと行ってきました。笑顔も二倍です。楽しかったなァ。志村も喜んでくれたかな。 pic.twitter.com/f1mQlwLXD3
— 仲本工事 (@nakamoto_koji1) October 14, 2022
《今日は、高崎タカシマヤ「志村けんの大爆笑展」にブーたんと行ってきました。笑顔も二倍です。楽しかったなァ。志村も喜んでくれたかな》
2020年3月29日に死去した志村けんさん(享年70)にまつわる催しを、高木ブーさん(89)とともに訪れたことを報告。仲本さん本人の呟きはこれが最後となっています。
“最後の呟き”には、ファンから多数の慟哭の声が寄せられています。
《志村さん、長さんやみなさんと楽しくなさってください。 沢山の笑いをありがとうございました。 とても悲しいです。ご冥福をお祈りします。》
《お亡くなりになられたなんて信じられません。Twitterに返信させて頂くと必ずいいねを返して下さっていたとても優しい仲本さん 大好きです。 これからもずっと大好きです》
《仲本工事さんそんな悲しい亡くなり方ないよ。 元気になってくれると願っていました。とても悲しいです。 加トちゃん、ブーさんがとても心配です》
特技の体操を生かして「8時だヨ!全員集合!!」などで活躍、人気者に
仲本さんは生前、ザ・ドリフターズのメンバーとして『8時だヨ!全員集合!!』(TBS系)や『ドリフ大爆笑』(フジテレビ系)など国民的バラエティ番組に出演。特技の体操を生かして活躍しました。俳優としても『総理と呼ばないで』(フジテレビ系)や『テセウスの船』(TBS系)といった話題ドラマへ出演し、2020年12月から公式YouTubeチャンネル「仲本工事のおやじ打ち」も立ち上げるなど精力的に活動を続けていました。
1941年(昭16)7月5日、東京都生まれ。成績優秀の優等生で、体操選手としても好成績を残した文武両道の学生生活を経て、学習院大卒業後にザ・ドリフターズに加入、ギターとボーカルを担当し、人気を呼んでいました。
まとめ
仲本工事さんは私生活では、1982年に当時の妻を亡くし、1991年に再婚し一男二女をもうけましたが、2004年に離婚。2012年に純歌さん(当時三代純歌)と27歳差婚をして話題に。都内で居酒屋「仲本家 JUNKAの台所」、スナック「ピンクローズ」を営んでいました。仲本さんが亡くなったこの日、「JUNKAの台所」「ピンクローズ」ともひっそり。「JUNKAの台所」には「誠に勝手ながらしばらくの間休ませて頂きます 店主」と張り紙が出されていました。
仲本工事さんが安らかな眠りにつかれることをお祈りいたします。
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